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楽天の国内EC流通総額は約45兆円で 伸び率は約20増 2020年度の実績まとめ
楽天株式会社は、2018年2月13日に2017年度通期及び、第4四半期決済を発表。国内EC流通総額は前年同期比13.6%増の3.4兆円となった。
購入者の送料負担を0円とするラインを3980円以上に設定した「送料無料ライン」について、約9割の出店者が導入。「送料無料ライン」「置き配」などロイヤリティ向上施策を進めた結果、2020年10-12月期のユーザー1人あたりの購入金額は前年同期比15.1%増。2020年7-9月期に購入したユーザーが2020年10-12月期に購入した割合は約78%となり、ユーザーの定着率が浸透したとしている。
質疑の中では、EC領域について、2020年11月に米KRRと共同で行ったスーパーマーケット「西友」の株式取得についてもやりとりがあった。
なお、海外ECである、Ebatesの年間流通総額は、前年度比47.2%増加の9.7億ドル、日本円にして約1,086億円となり、好調な推移をみせている(2017年の平均為替レート:1ドル=112円)。
楽天のテクノロジーと日本郵便の配送網・アセットを組み合わせて、物流分野にデジタルトランスフォーメーション(DX)を起こす狙いがある今回の協業。次世代物流プラットフォームを構築し、新たな物流プラットフォームをオープン化していくとしている。
楽天の2017年国内EC流通総額は3兆3,797億円、前年比では13.2%増でした。総額は楽天市場をはじめ、楽天トラベル、楽天ブックス、楽天ペイ、楽天Direct (ケンコーコム、爽快ドラッグ)、フリマアプリのラクマ・フリルなどを合わせる数字です。
2017年における楽天全体の売上収益は20.8%増加し、約9,440億円となった。国内ECの売上収益は約3,900億円と前年比25.6%増加したものの、営業利益は746億円で前年比3.8%の減少であった。また、国内EC流通総額にクレジットカードショッピング取扱高など各種決済サービスの取扱高や海外EC、楽天マーケティング取扱高を合わせた、グローバル流通総額は、12.9兆円と前年同期比21.1%増加であった。
2016年の国内流通総額は107億9700万ドルです。年間平均為替レート(TTB)は107.84円でしたので1兆1,643億円、前年比は11.3%となります。
物流拠点とラストワンマイルを拡大することで、独自の配送ネットワークを構築する「ワンデリバリー」構想では2000億円超の投資を計画する進める楽天。
メルカリの2017年国内流通総額(2017年4月~2018年3月)は3,202億円、前年比増は58.3%でした。国内流通総額は「mercari(メルカリ)」をはじめ、フリマアプリ「MAISONS(メゾンズ)」、本やCD・DVDのフリマアプリ「カウル」の売上高が含まれます。
2020年10-12月期における「楽天市場」のモバイル流通総額の比率は76.5%に。前年同期比で3.1ポイント上昇した。
なお、楽天は「Rakuten Fashion」参加ファッションブランドを対象に、複数販路の各種データを一元管理するデジタルソリューション「Rakuten Fashion Omni-channel Platform」を2021年夏頃から提供を開始する。
ECモールはまだまだ可能性がある事業です。楽天やAmazonなどの大手だけでなく、メルカリやZOZOTOWNといった国内のベンチャー企業が運営するECモールも順調に売上を伸ばしています。
2020年の「楽天スーパーロジスティクス」について、利用店舗数は前年比87.4%増、出荷量は同140.7%増えたという。
成長要因として、新規購入者、1年以上「楽天市場」を使っていなかったユーザーの復活購入、加えて、1人あたりの月間購入額の増加、ユーザーの定着率(リピート購入)などをあげている。
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