トラ柄の猫がこの寝相をしている様子は まさにアンモナイトそのもの
猫が人間の言葉を話せたら、こう言うかも知れない。「自分の縄張りにおいては、みんなが自分を心から愛し、それによって平和な空気が保たれている」と。それを自己中心的だと解釈する人に、猫と暮らす資格はない。猫と暮らすということは〝身も心も猫に捧げること〟なのだから。
鼻咽頭部に疾患を抱えた猫では「いびき呼吸」や「発声障害」(声が変わるとか声が出ない)が頻繁に見られるようです。また11%では片側もしくは両側の目やにが確認されたと言います。飼い主は猫が見せるこうした変化にいち早く気づいてあげる必要があります。
肺虫症はメタストロンギロイデス科に属する線虫によって引き起こされる呼吸器疾患の一種。感染性を有した幼虫をネズミ、鳥類、爬虫類、両生類といった動物が食べ、これらの中間宿主を猫が経口的に摂取することで終宿主となります。
猫の場合、ほとんどが鼻腔が発する「ピーピー」タイプのいびきです。出す音も小さく、「いびき」というよりは「うるさい寝息」といったほうが正確かもしれません。ペルシャやエキゾチックショートヘアといった、鼻腔狭窄(びくうきょうさく)傾向のある鼻ぺちゃタイプの猫が多く見せます。
頻繁にこの寝相をするときは、猫が不安を感じるような要素がないか、飼育環境を見直してみるのもいいかもしれません。
猫が一風変わった寝相をしていると、「もしかして具合が悪いのかも?」と心配になる方もいるかもしれません。
では、気温が高いものの、安心できない場所にいるときはどうするのでしょうか? そういった場合は、襲われる危険性の少ない高所や、風通しのよい場所や日陰などでくつろぎます。状況にあわせて寝相を変えるのは、猫が野生で生き抜くために必要不可欠なことでもあるのです。
―なぜ猫はそんなに長く眠るのでしょうか?山本先生:それは、猫がネコ科に属する肉食獣だから。草食獣は食べている時間が長く、牛などはずっと草を食べてずっと反芻(はんすう:食べたものを胃から出して、また飲み込むこと)しています。一方肉食獣は、狩りの時間が長く食べる時間は短い。つまり肉食獣は狩りの時間以外は寝てエネルギーを蓄えていて、猫にもその名残があるのです。
猫がおしりを向けて寝るということは、飼い主に対して「うしろは任せた!」という信頼の意味が込められているのです。
━なるほど!では早朝に起こされるのは仕方ないことなのですね。そうすると私たちが朝までぐっすり眠ることは難しいのでしょうか…?山本先生:猫も人間同様、日中の活動が睡眠に影響するようです。特に1歳未満の猫に関しては、日中の活動量を増やしてあげると、ある程度夜の睡眠時間を長くすることは可能だと思います。人間が遊んであげようとしても猫はすぐに飽きちゃうので、猫が自ら楽しむ環境を作ってあげることも大切です。
猫がのんびりと窓辺でひなたぼっこしながら寝ている姿を見ると癒されますよね。猫は一日の大半を寝て過ごし、一生のうち3分の2は寝ていると言われています。どうしてそんなに猫は長く寝るのでしょうか?猫の習性...
この警戒すべき場面で、仰向けになって熟睡したり、目の前でトイレを使ったり、人の視線を全く気にせず食事をしたり、というように、猫がとてもリラックスしているなら、それは完全に心を開いている証拠。全てをさらけ出して「アナタのことは敵視していません」とアピールしている。
トラ柄の猫がこの寝相をしている様子は、まさにアンモナイトそのもの。アンモニャイトになっているときは、猫には少しひんやりする室温になっています。エアコンで部屋を暖めたり、毛布をかけてあげたりするといいでしょう。
しかし、睡眠の質が悪ければ体調を悪くしてしまうことも。「猫が起きているときにはたくさん触れ合う」「眠っているときには起こさないように」という飼い主さんの姿勢こそ、猫の睡眠の質を高める方法と言えるでしょう。
コミカルな寝相に思わず笑ってしまいそうになりますが、猫からずればゆっくり眠れない状況です。部屋を暗くして、猫が安眠できる環境づくりをしてくださいね。
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