ししまるは何にでも入りたがる？　新品の水槽はししまるの宇宙船【渋ネコししまるさん #71】(ねこのきもち WEB MAGAZINE)

しばらく興奮していたししまるですが、突然背中を向けて横になってしまいました。でもよく見ると、耳だけは私の方に向いているではありませんか。こちらの動きを音で探っているようです。これはまだまだ遊びたい合図。私がこっそりししまるの背中に手を近づけると、服が擦れる音を察知したししまるは、驚くべき速さで首を曲げ、ジロリと見てきました。むち打ちになってしまいそうな曲がり具合で、心配になりました。

おもちゃだけではありません。私の手を左右へ動かすだけで、ししまるは右へ左へゴロンゴロン。私は、ししまるを演奏する演奏家にでもなった気分です。

うんちんぐハイでもご飯が欲しい訳でもありません。どうやら遊んで欲しかったようです。こんな時のししまるは、大げさにリアクションしてきます。いつもは見向きもされないおもちゃでも、大ヒット玩具に早変わりです。

と思ったのもつかの間。突然、興奮がさめたししまるは、私からすっと離れていきました。遊びたい気持ちを置いてけぼりにされた私。結局最後は、ししまるの後を追ってしまうのでした。「もっと遊んで、ししまるさん！」

はじめまして、ししまるです～【渋ネコししまるさん】待望の連載スタート！

どんな反応も逃すまいと動く、機敏なししまる。そして、うるうるした目。こんなししまるを見ると、私もつい夢中になって遊んでしまいました。「永遠に遊んでやろう、ししまる」