おへそ丸出し 飼い猫たちが無防備に 一直線寝
世界中で温暖化が叫ばれている現代、完全室内飼いであっても熱中症にかかるリスクはあります。暑そうに仰向けになって伸びきっている様子が見られたら、室温調整を工夫してみましょう。
飼い主の目の前でゴロンとへそ天になったときは、猫が甘えているサインかもしれません。まるでおなかを撫でて欲しがる犬のような仕草ですが、猫の場合も「もっとナデナデして!」「かわいがってよ~」という気持ちで仰向けポーズをとるのです。
犬がへそ天で寝る理由は、リラックスだけではありません。甘えや服従、降参などを意味することもあります。暑さで仰向けになることもあるので、飼い主さんは、周囲の状況や犬の様子を確認して対応してあげましょう。
先ほど説明した“安心している”パターンとも似ていますが、この場合も猫は飼い主さんを信頼しきっている状態であると言えます。
また寝る場所や寝相により、飼い主や家族に抱いている安心感や信頼の度合いが分かることも。寝方別、飼い主への信頼度について見てみましょう。
しかし、熟睡している猫を撫でたり、抱っこして起こしたりするようなことは、やめておいた方が賢明です。そのときの猫の気持ちとしては、「せっかく気持ちよく寝ていたのに!」、「ここだとよく眠れない……」。安心して眠っている猫を起こしてしまうと、飼い主への信頼感や安心感が損なわれてしまうケースもあります。
仰向けで眠る猫は、飼い主のそばで安心し、リラックスできている状態です。
一方、猫が眠るポジションによって、信頼度にも若干の違いが見られます。人間の顔側に近いほど信頼感が高く、足の方へ行けば行くほど警戒心が高まると言えるようです。股の間に丸まって眠る猫もいますが、このときは「飼い主さんの傍にはいたいけど、眠りを邪魔されたくない」という心理が働いているよう。
ではなぜ、飼い猫たちはおへそを出して、一直線寝をするようになったのでしょうか?
多くの飼い主さんから愛される猫の寝ポーズに、まっすぐに寝る「一直線寝」があります。なかでも仰向けで寝る「へそ天」が有名ですが、その無防備な寝姿は、野生時代に岩穴で暮らしていた猫の姿からとても想像できないもの。
仰向け「ごろん」は、まず「ふせ」からスタートします。あせらず、怒らず、ゆったりした気持ちで教えてあげましょう。飼い主さんが楽しそうに笑顔で教えることも大切です。
自分のすぐそばでおなかをさらけ出して眠っている猫の姿は、とてもかわいいもの。「思わずもふもふしたくなる」という飼い主さんも多いのではないでしょうか。
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。
「へそ天ポーズで寝るのは、飼い主への信頼の証」であることを説明しました。1日のほとんどを寝て過ごす猫は、寝相のバリエーションも豊富です。
新型コロナウイルスの更なる拡大が懸念されている今、「自宅でも飼い主はマスクを着けた方いいのか?」「玄関に置きっぱなしの靴から愛猫に感染しない?」など、新たな不安があるかもしれません。
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