新型コロナで住空間に変化あった
コロナ禍で広がるテレワークや衛生意識の高まりを背景に、住空間に求める人々の要望が変わってきているといいます。なかには玄関を少し広くとり、入ってすぐに洗面台を設置する人も。あなたは新型コロナで住空間に変化はありましたか?
新型コロナ禍で、なかなか思うように働けないと思う方も多いかもしれません。しかし、この時代だからこそ生まれる創造性もあるはず。新しい生活様式や働き方を踏まえつつ、自分らしく働ける方法を探ってみてはいかがでしょうか。
新型コロナウイルスの感染拡大を機に、テレワークやオンライン学習が一挙に広がり、多くの家庭で暮らしぶりが大きく変化しました。これらは今後も「新しい生活様式」として定着するとみられますが、家族が家で一緒に過ごす時間が増え、ストレスを感じるケースも増えています。「ウィズコロナ」「アフターコロナ」の時代に、家族が快適に暮らすための住空間づくりについて、積水ハウス・住生活研究所の河崎由美子所長に聞きました。
新型コロナウイルス感染症の流行後、社会で最も変化したことは何だと感じていますか?
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理想の家づくりをしたい人がリノベーション・注文住宅のプロに出会えるマッチングプラットフォーム「SUVACO」のユーザーを対象に、サービス改善を目的とするアンケート調査を行い、住環境に関する質問の一環として「新型コロナウイルスによるライフスタイルの変化で気づいたご自分の家の良かった点・改善したい点」について質問。フリーコメント回答を要素ごとに整理し、集計したデータをまとめました。
また、国土交通省では、新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性を検討し、今後の都市政策のあり方について整理している(「新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性」(論点整理)2020年8月)。ここでは、①都市(オフィス等の機能や生活圏)②都市交通(ネットワーク)③オープンスペース④データ・新技術等を活用したまちづくり⑤複合災害への対応等を踏まえた事前防災のまちづくりの5つを軸に、今後のあり方と新しい政策の方向性を複数の災害の対応が必要になっているなかで改めて検討すべきとしている。
突然登場した新型コロナウイルスにより、日本国内でもステイホームが強いられるなど、2020年は本当にストレスのたまる年になった…と考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、新型コロナウイルス問題に関しては、まだまだ「収束した」とは決して言えるような状況ではなく、2020年11月現在でも再び感染者数が増加に転じているのです。
新型コロナ以前から活用されていたものではありますが、衛生面に気を配る人が増えたため、衛生面に特化した素材を積極活用するのも大切です。抗菌効果がある壁紙クロス・床材の使用など、抗菌・抗ウイルスに強い内装コンサルティングが求められています。
さらに、新型コロナウィルスの流行は、住む場所の選び方だけではなく、広さや間取りなど住空間に求める条件にも変化をもたらすでしょう。在宅勤務のためにワーキングスペースとしての個室や書斎が必要になったり、いわゆる「おうち時間」が増えたことで、子どもと遊べる広い空間や趣味の部屋を求めたりといった希望も増えることが考えられます。
withコロナ時代は「住みたい家」も変化!? 新しいライフスタイルに合った住まいづくりを住宅情報館がサポートsponsored : 住宅情報館株式会社“withコロナ時代に住みたい家”はどんな家でしょうか?──新型コロナウイルスの感染の広がりは、私たちのライフスタイル全般に大きな影響を及ぼしています。特に働き方の変化は顕著で、緊急事態宣言中から続くテレワークや時差出勤、あるいは週休3~4日制への移行なども連日ニュースに取り上げられています。
また、内閣府の「新型コロナウィルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」(2020年6月21日)においても、東京23区に住む20代の人で地方移住への関心が高まったという人は全体の35.4%に上りました。また、三大都市圏の年代別の回答によると、20代や30代などの若い世代でその傾向が強くなっています。
新型コロナウィルスの流行は、老朽化の進行と問題解決には直接的な影響を及ぼしていないが、老朽化した不動産の利活用についてはいくつかの変化をもたらした。
■調査背景理想の家づくりをしたい人がリノベーション・注文住宅のプロに出会えるマッチングプラットフォーム「SUVACO」のユーザーを対象に、サービス改善を目的とするアンケート調査を行い、住環境に関する質問の一環として「新型コロナウイルスによるライフスタイルの変化で気づいたご自分の家の良かった点・改善したい点」について質問。フリーコメント回答を要素ごとに整理し、集計したデータをまとめた。■コロナ禍で気づいた我が家についての回答内訳出典元:プレスリリース新型コロナウイルスの影響によるライフスタイルの変化をきっかけに、自分の住空間や周囲の環境の快適さ、使い勝手の良さに気づいたユーザーが多い一方で、「もっとこうだったら良かったのに……」と改善したい問題点を挙げた人も多く、コロナ禍をきっかけとして約90%が改めて自分の家に何らかの感想を抱いていることがわかった。■良かった点として挙がった要素出典元:プレスリリース「居心地の良いスペースや環境によるストレス軽減」を挙げた人が31名と最も多く、全体の約48%を占めた。これに含まれる回答としては、「開放的で広いリビングがあり、ずっと家にいるストレスが軽減された」など屋内の開放的なスペースについての評価や、「ガーデニングができる場所があり息抜きできた」などベランダ・ウッドデッキ・庭などの外に接するスペースを挙げる人が多くみられた。また、「家の前が公園で明るく閉塞感がない」「メインの通りから少し入ったところなので静かに過ごせた」など家の周囲の環境に触れる人も複数いた。■問題点として挙がった要素出典元:プレスリリース在宅ワークを行う際に支障がある環境を挙げる回答が最も多く、問題点を挙げた人の約40%が回答。「子どもがいても落ち着いて仕事ができる書斎スペースが欲しい」「個室にいてもリビングの音が聞こえ、在宅勤務で集中できない」「ネット環境のある部屋に作業スペースがない」などの声が寄せられた。
新型コロナウイルスの影響によるライフスタイルの変化をきっかけに、自分の住空間や周囲の環境の快適さ、使い勝手の良さに気づいたユーザーが多い一方で、「もっとこうだったら良かったのに……」と改善したい問題点を挙げた方も多く、コロナ禍をきっかけとして約90%が改めて自分の家に何らかの感想を抱いていることがわかった。
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