こう本音を漏らすのは、クライマックスシリーズ(CS)と日本シリーズによる、地元福岡への経済波及効果の試算を発表してきた福岡県[/MARKOVE]
巨人4連敗で 福岡 が悲鳴
4年連続で日本一に輝いたソフトバンクの工藤公康監督は「正直ほっとしている。地元福岡で日本一になることができて最高だ」と話しました。そして「このシリーズで初めて先制されたが、柳田選手がすぐにホームランを打って一気にベンチの雰囲気、選手の勢いが変わり、これでいけるんじゃないかという雰囲気にしてくれた。ナイスホームランだった」と逆転勝ちの第4戦を振り返りました。日本シリーズ4試合で巨人打線をわずか4点に抑えた投手陣について「甲斐選手のリードがすばらしかった。ピッチャーもリードに応えてシーズン以上のピッチングをしてくれた。本当によく頑張ってくれた」とたたえました。また「昨年、日本一となり、4連覇が目標になったが、ことしは苦しいシーズンの始まりだった。そういう中で選手たちが一生懸命プレーしリーグ優勝してくれたことで、また大きな目標の4連覇が現実味を増してきた。すばらしい戦いをしてくれて本当に感謝している」と振り返りました。そして最後に「ことしは多くの方の支援がなくてはわれわれは開幕することすらできなかった。医療従事者、NPB、球団、そして、ファンの皆様がわれわれに元気や勇気を与えてくれたことがこの勝利につながったと思う。皆様とともに日本一になった喜びを味わうことができて、本当に幸せだ」と話していました。
原巨人「完敗、完敗、完敗…」不完全燃焼感だけの日本シリーズ…監督・原辰徳に残された“最後の宿題”原監督「39秒」対工藤監督「7分29秒」の差 巨人番記者は「あんな投手、セ・リーグにはいない…」
MVP=最高殊勲選手に選ばれたソフトバンクの栗原陵矢選手は「クライマックスシリーズでは打てなかったので、日本シリーズはなんとか力になりたいと思っていた」と笑顔で喜びを表しました。そして第1戦で巨人のエース・菅野智之投手から最初の打席でツーランホームランを打ったことについて「1打席目はいい形で入りたいと思っていたなか、最高の形になってよかった」と振り返りました。そのうえで「ことしは難しいシーズンだったが、ファンの皆様の応援がすごく力になったし、優勝に結び付いた」と話していました。
プロ野球の日本シリーズ(7試合制)は25日、福岡ペイペイドームで第4戦が行われ、ソフトバンク(パ・リーグ優勝)が巨人(セ・リーグ優勝)を4―1で破って第1戦から4連勝とし、4年連続11度目(前身の南海、ダイエーを含む)のシリーズ制覇を果たした。ソフトバンクは2011年以降の10年間で日本一7度となった。
巨人は第1戦を4安打1得点、第2戦は5安打2得点、第3戦は1安打無得点、そして第4戦は6安打1得点で計16安打4得点。121打数16安打の打率.132はシリーズ最低打率、最少安打、得点は最少タイとなった。
福岡市の繁華街・天神では新聞の号外が配られました。号外を待っていた福岡市の女性は「ずっと応援していたので、とても感激しています。ことしは新型コロナウイルスの影響で見に行けなかったのですが勝ってよかったです」と喜びを口にしていました。また、福岡市の別の女性は「ことしは1試合しか応援に行けなかったのですが日本一になって本当にうれしいです。福岡が活気づきます」と話していました。そして号外でソフトバンクの日本一を知った男性は「本当に強すぎました。福岡県民として誇りです。来年以降も福岡だけではなく日本全体を元気にする野球を見せてほしいです」と期待を寄せていました。
「正直言って、福岡での試合がたった2戦で終わってしまったのは痛いです」
巨人が日本シリーズ「全試合DH」を受けた本当のワケ 周東佑京に“秘密兵器”を使うためだった!
ソフトバンクの4年連続日本一は昭和40年から9年連続日本一、いわゆる「V9」を成し遂げた巨人以来2球団目。パ・リーグのチームでは史上初です。特にことしの日本シリーズはソフトバンクの強さが際立つ結果となりました。ソフトバンクは次々に出てくるピッチャーが150キロを超えるストレートを投げて巨人打線を力で抑え込みました。打線も中軸を中心に力強いスイングで巨人の投手陣を打ち砕き、「パワー」の差がはっきりと浮かび上がりました。さらに守備や走塁でも隙を見せず、就任6年目で5回目の日本一となった工藤監督の継投策も盤石で、巨人に流れを渡しませんでした。
原巨人“論ずるに値しない連敗”…絶望のスタンド席「お前さんたち、このまま終わっていいのか?」原巨人“論ずるに値しない連敗”…絶望のスタンド席「お前さんたち、このまま終わっていいのか?」
鷹・加治屋、巨人・吉川大ら戦力外、広島ジョンソン退団…各球団発表...
日本シリーズはソフトバンクが3連勝して王手をかけ25日夜、PayPayドームで第4戦が行われました。ソフトバンクは1回に1点を先制されましたが、そのウラに3番・柳田悠岐選手のツーランホームランですぐに逆転しました。2回には9番・甲斐拓也選手がシリーズ2本目となるツーランホームランを打って4対1とリードを広げました。投手陣は先発の和田毅投手が2回1失点でマウンドを降りましたが、このあと8回まで5人のピッチャーが得点を与えませんでした。そして9回は抑えの森唯斗投手がランナーを2人出しましたが、ピンチをしのいで4対1で勝って4連勝とし、4年連続の日本一を決めました。2年連続で4連勝して日本一になるのは史上初めてです。またソフトバンクの日本一は前身の南海、ダイエーを含めて11回目です。敗れた巨人はこのシリーズ4試合目で初めて先制しましたが、先発した畠世周投手が直後に逆転され、2回途中4失点でした。打線も2回以降は沈黙し、日本シリーズで2年連続4連敗に終わりました。
最後まで相手投手陣を打ち崩せず、4連敗の完敗だった。4試合で終わった日本シリーズだけでなく、過去の全シリーズを含めて、巨人打線の1割3分2厘と計16安打は、最低打率と最少安打の歴代ワースト記録。計4得点は最少得点でワーストタイとなった。原監督は「打線がなかなか機能しなかった」と悔しさをにじませた。
ソフトバンクは第1戦先発の千賀滉大投手、第2戦先発の石川柊太投手、それにキャッチャーの甲斐拓也選手やセカンドの周東佑京選手、ショートの牧原大成選手が育成選手から力をつけた選手たち。さらに、去年の日本シリーズには出場していなかった6年目、24歳の栗原陵矢選手がMVP=シリーズ最高殊勲選手に輝く活躍で、次から次へと新しい選手が成長して戦力となっています。巨人も育成出身の松原聖弥選手やドラフト6位で入団した2年目、20歳の戸郷翔征投手などが今シーズン大きく成長しましたが、それでもなおソフトバンクとの選手層の差を突きつけられる結果となりました。
「地上波でやらないんだ」河野大臣が日本シリーズめぐり現実逃避ソフトバンク甲斐拓也、いかに巨人打線を封じたか 真実を激白日本シリーズ敗退の巨人 元木HCや宮本コーチが「詰め腹」も?
コメント