風景写真家の師匠・竹内敏信とは真逆を行く 中津原勇気のデビュー作〈dot.〉(AERA dot.)

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風景写真家の師匠・竹内敏信とは真逆を行く 中津原勇気のデビュー作〈dot.〉(AERA dot.)
[MARKOVE]写真家・中津原勇気さんの作品展「Unnamed world 水溜りから見えるもう一つの世界」が2月12日から東京、富士フォトギャラリー銀座で開催される。中津原さんに聞いた。[/MARKOVE]
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風景写真家の師匠 竹内敏信とは真逆を行く 中津原勇気のデビュー作dot

竹内敏信作品展 「汚染海域ー伊勢湾・1972年」

「(竹内)先生に教えていただいて、それをカタチにしたいとずっと思っていたんです。専門学校の竹内ゼミのテーマも水溜りへの映り込みだった。当然、フィルムで撮っていたんですが、それをずっと続けてきたんです」

★隣接する日本カメラ博物館では、6月30日(火)から10月4日(日)まで、特別展「竹内敏信コレクション展 ~時をこえたカメラと風景~」を開催。

竹内 敏信(たけうち としのぶ)1943年愛知県額田郡(現・岡崎市)生まれ。名城大学理工学部卒業。愛知県庁勤務の傍ら『毎日グラフ』などに自主制作のルポルタージュを発表。1972年にフリーランスの写真家となり、1982年に東京へ拠点を移す。2010年日本写真芸術専門学校校長に就任。日本写真協会賞年度賞(2004年)、第6回飯田市藤本四八写真文化賞(2008年)などを受賞。写真集は、『花祭』(誠文堂新光社、1983年)、『天地聲聞―日本人の原風景』(講談社、1985年)、『欧羅巴 EUROPE』(小学館、1989年)、『櫻』(出版芸術社、1992年)、『雪月花』(トーキョーセブン、1994年)、『櫻暦』(出版芸術社、1999年)、『富士山』(出版芸術社、2013年)など多数。写真展は、「汚染海域―伊勢湾からの報告―」(銀座ニコンサロン、1972年)、「欧羅巴 EUROPE 1981-1990」(JCIIフォトサロン、1999年)、「花祭」(JCIIフォトサロン、2002年)、「日本の桜 NIPPON-NO SAKURA」(富士フォトサロン、2019年)、「悠久の列島―日本人の原風景―」(キヤノンギャラリーS、2013年)ほか多数。

昨今、世間でも話題になることが多い撮影マナー。特に自然を相手にする風景撮影では、マナー違反は環境破壊につながりかねません。「富士山」「北海道」「山岳撮影」とそれぞれのテーマの専門家に守るべきマナーを聞いています。

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風景撮影のマナーを考える「富士山」「北海道」「山岳撮影」

作品は渋谷で写した雑踏の風景で終わる。通り雨。明るい日差し。足元に見えるはずの映り込みの世界を気にとめる人は誰もいない。

1月6日(水)から1月12日(火)中津原勇気写真展「変幻~Gold Fish~」

定番の桜や紅葉だけでなく、春夏秋冬それぞれの花や樹木、渓流などシチュエーション別に、一流の風景写真家がその撮影テクニックを惜しげもなく披露しています。具体的な構図の決め方から絞り、露出、シャッタースピードなどの細かい設定まで、その季節、被写体ごとに最適な撮影方法を詳述しているので、すぐに使える技術を習得することができます。

しかし、中津原さんは水溜りを見つけるたびに立ち止まる。

昔から「事務所に勤めながらでも自分の作品を撮れ」というのが竹内さんのモットーで、しばしば独立前の若き写真家たちがこの机に作品を持ち寄って合評会を開き、写真の腕を磨いてきた。ちなみに、昨年開催された清水哲朗さんの写真展「トウキョウカラス」の作品も竹内事務所時代にこつこつと撮りためたものだった。

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そこでふと気づいた。自分もその一人だと。考えてみれば、歩いているときに水溜りに映る風景を意識したことがない。(濡れたら嫌だな)と思うくらいで、避けて通るだけだ。

逆に一見、つまらなそうな水溜りでも「しゃがんでのぞき込むと、いい風景が映り込んでいることがよくある。だから、水溜りを見つけると、まずしゃがんむ。『変な癖のある人』みたいに見られているかもしれません」(笑)。

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