コロナで鮮明になった中国の驚異 「制御する態勢が必要」エマニュエル・トッド氏が指摘〈AERA〉(AERA dot.)

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コロナで鮮明になった中国の驚異 「制御する態勢が必要」エマニュエル・トッド氏が指摘〈AERA〉(AERA dot.)
[MARKOVE] バイデン新政権のスタートを目前に、トランプ氏に攻撃されてきたエリートたちは変わったか。コロナ禍で見えた中国の脅威とは何か。AERA 2021年1月18日号でトッド氏が語った。[/MARKOVE]
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コロナで鮮明になった中国の驚異 制御する態勢が必要 エマニュエル

こうした次善の策が適切か否かは、実際に受容環境の制御に関わる行政的施策がどれだけとられているかによって異なる。次善ならざる最善の策についての施策を放置したまま、次善の策に飛びつくのであれば、これは行政的怠慢の尻拭いに過ぎないというべぎである。

News:気分障害を脳内埋込み装置で治療する臨床試験DARPAから資金提供を受けている研究チームが、気分障害やPTSDの患者を脳内埋込み装置を使って治療する試験を始めている。この装置はAIで制御され、神経活動を記録して、自動的に脳を刺激する。

■昭和と違って、平成・令和の子たちは、好き嫌いがめちゃ多くて(昭和は無理矢理食べさせられた)、旬のものを出そうものなら「たけのこ嫌いなんだけど」で終了(笑)。旬のものは家族の誰もが欲望するわけじゃない。家族の誰もが欲望するようなものをプラットフォームにするしかない。ただし、ナス科やウリ科など「ぶらさがるもの」はカリウム代謝で体温が下がって夏にいいことや、芋類など「地中に育つもの」は体温が上がって冬にいいことは、家族旅行で旬のものが出て来たときなどに繰り返し教えています。 【質問4: システムの間接性から感情の直接性を取り戻す】 湯本さん(京都大学・霊長類研究所所長): 宮台さん、初めまして。私は宮台さんと同い年です。1959年生まれなんですけれども。それで2つコメントがあります。1つはシステム論、歯車になってしまうという。私は30年くらい前に教養部で生物学の講義をしていた時に始めにそのことを話していて、エコシステムって言葉がありますよね。あれは普通にエコロジカルシステムなんですけど。あえていうと。あれは実は、エコノミックシステム(economic-system)とも読めるもので。それで経済の歯車になってはいけないというところが、もちろんその頃から社会学でもあったと思いますけれど。生物学でもそうで、生き物というのは、生態系の歯車などではない。それぞれが勝手に生きているんだというような内容で講義を始めた覚えがあります。

だから、僕がここ20年間いろんな場所で言っていたことに、やっと人々が耳を傾けてくれるようになりました。原発事故の時にそうなるかと思ったら、1年半で忘れられちゃったんですが(笑)、その時よりも圧倒的に大勢が、「本当に宮台の言うとおりだ、この国ってこんなに劣化していたんだ、気がつかなかったな」って言ってくれるようになった。まぁ「ちょっと気がつくのがオセエよ」とは思うけれど。でも、気がつかないままでいるよりもマシです。これも安倍さんのおかげ。だから「安倍さん、ありがとうございま~す!」(笑)。 福山: 先生、そういう……まあいろんな方々が先生の言う……まあ先生、過激な言葉が多いんでアレなんですけど(笑)、先生が言われるような日本社会の劣化みたいなものを国民がある程度感じて、そしてこのコロナでみんなが「協力をしよう」「我慢をしよう」と言っている最中に、こういう検察庁法改正などを出してきたことに対して、潜在的になんとなく感じていたようなものが、今回のツイートに「怒り」や「おかしい」という声になって、ドーンと、逆に顕在化をしたということですかね。

宮台: 福山さん。僕は、それは「生き方の問題だ」というふうに言ってきました。新型コロナ問題についてドイツのメルケル首相のスピーチがあれほど感動的なのに、安倍さんのスピーチが1ミリも感動を呼ばないのはなぜか。「お笑いプロンプター問題」でしょうか。プロンプターって本来は資料の数字を間違えないためのものですが、フリガナだけじゃなく「ここで間を置く」とか「水を飲む」とまで書いてあるのを、それらしく振り付けされて必死で読んでいる空っぽさは、世界に知られた事実。僕は彼のスピーチを眺めるたびに爆笑します。

そういうところで、自然か資源管理となかなか周りにあるから自然管理できるというわけでもないんだけれど、そこは想像力を超えてしまっているので、例えばエコロジカル・フットプリント(Ecological footprint、EF、地球の環境容量を表す指標)などの、サプライチェーンのトレイサビリティ(traceability)や環境ラベルというような特別な工夫をして、自然とむすびつけて確認しあう。先ほどの科学にどんな意味があるのかもそうですけれども、実態は分からないんだけれども、そこを結びつけることで、せめて自然との距離を体験できるようなエコロジカル・フットプリントで数値化をしてみたり、サプライチェーンのトレイサビリティと言ってみたり、スーパーマーケットに置いて工夫してみたりしてるんだなと。そういう意味で料理、食を取り巻く人と自然の関係ということ。この2点を今回思いました。どうも失礼しました。

原発についてもTPPについてもこうしたパッケージを理解した上で考えないといけません。個人的なことを申し上げると、僕は原発賛成から反対に変わり、TPP賛成から反対に変わりました。不完全情報の状態から脱したことが理由です。原発については三年前にデンマークにCOP15の取材に出かけた頃までは、欧米のディープエコロジストの大勢に倣って原発賛成でした。蓄電池技術とスマートグリッド技術が高度化するまでは再生可能エネルギーの不安定さを克服するための二酸化炭素を出さない安定した電源として、原子力が必要だと。ところが各国と違って日本だけが「絶対安全神話」「全量再処理神話」「原発安価神話」の<フィクションの繭>の中にいることが分かった。これでは「なんとかに刃物」「ブレーキのない車」です。日本は「技術の社会的制御」ができない原発禁治産国です。

日本が典型だけれど、安心厨を筆頭として、隙きあらばフリーライダー[タダ乗り野郎]になろうとか、隙きあらば自分だけ得をする方向に抜け駆けしようとする人間たちがたくさんいるような状況では、民主制は成り立ちません。同じ理由で、水平のデータシェアリングによって互いに賢明な振る舞いを信頼し合うことで社会を保つことが、ますますできなくなるでしょう。そうすると、統治を可能にするために、新型コロナのせいで、多くの国が次第に中国化していく可能性があります。そのことにどう抗えばいいのか。それをいろんな賢明な人間たちが問題にしているところです。

エマニュエル・トッド:ちがうと思います。もしトランプ氏がもっと礼儀正しくふるまい、その経済政策がまっとうなものだと人びとに認められれば、むしろ米国社会を統合するのに役立ったでしょう。

News:「歩行の起源」が軟骨魚類までさかのぼった!軟骨魚類の一種であるガンギエイには、左右の腹鰭を器用に交互に動かし、まるで歩くようにして海底を進むものがいる。この鰭を詳しく調べると、哺乳類の歩行と同じ神経ネットワークで制御されていることが明らかになった。

「料理の人類学」がはじめての方もおられますので、簡単に「料理の人類学」のコンセプトのお話をさせていただきます。今回のコロナ騒動で大変なことになっておりますが、今はある人によれば「第3の革命」、環境革命じゃないかというふうに言われています。「第3の革命」というのは、第1回目が農業革命、第2回目が産業革命という意味で、第3の革命というふうに言われておるわけです。ホモ・サピエンスの我々にとっての3回の革命ですが、今回の「料理の人類学」は、その前に「料理の革命」があったんじゃないかという考え方からスタートしております。

News in Focus:コロナウイルスの致死性は? その答えに迫る科学者たち研究者たちは感染者致死率を使って新興感染症への対応策を判断しているが、流行の最中にその値を正確に算出するのは容易ではない。

加えて、猥褻観念は、非性的であるべき空間や関係や対象に性的なものが持ち込まれ当てがわれる場合に生じる性的感情に関係するが、どんな社会的文脈がどんな性的感情を惹起するかは人それぞれであり、かつ感情それ自体が制御や裁きの対象になってはならない。

News in Focus:COVID-19で今年の学会年次大会はゼロ?新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で、各学会は大会開催を見送る傾向にある。研究者たちは、他の研究者と関わりを持つ方法を改めて模索し始めているが、もっと前から取り組んでおくべきだったという声も出ている。

News in Focus:「国境閉鎖はばかげている」スウェーデンの新型コロナ対策を指揮する疫学者は語るスウェーデン公衆衛生局のアンデシュ・テグネルが Nature に、新型コロナウイルスによるパンデミックに対するスウェーデン独自の戦略について語った。

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