そのため『猫カゼ』で鼻の嗅覚が失られることは大変なことです
人のカゼとはウイルスが全く違うため、猫カゼが人にうつったり、人のカゼが猫にうつったりすることはありません。いつもどおりにコミュニケーションをとっても大丈夫ですよ。
猫カゼとは、おもに猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペスウイルス感染症)と、猫カリシウイルス感染症のことを指します。原因となるウイルスが鼻や口から入り、鼻水やくしゃみを引き起こす点では、人のカゼと似ているといえます。しかし、原因となるウイルスが違うため、人のカゼとは違う病気です。
猫カゼの初期症状は、おもに透明な鼻水やくしゃみ、目やに、涙などです。症状が進むとドロッとした鼻水や鼻詰まり、目の充血や腫れが起こり、発熱したり、食欲不振になったりすることも。次のような症状がみられたら早めに受診しましょう。
70%位の予防効果がワクチンがあるので、投与が最適です。---------------------------------------------------------------------■ネコの幼少期のFVR感染について。母猫は出産時の免疫を最大限に落とす状態になります。出産する母ネコに「猫のカゼ(FVR感染)」の既往歴があると、ヘルペスウイルスは神経細胞から末梢に出現します。出産後母猫は子猫を舐めますので、生まれた子猫にヘルペスウイルスを感染させてしまうことになります。そのため子猫は「猫カゼ状態」でよく保護されます。
人間の風邪に似た症状であることから、猫カゼと呼ばれる。感染の90%以上が猫カリシウイルスと猫ヘルペスウイルスが原因とされている。ウイルスに感染することで発症し、感染力も強い。猫ヘルペスウイルスは、一度感染すると、リンパ節に潜在し、免疫力の低下などで再発する場合もある。猫ヘルペスウイルスの感染では角結膜炎など目の症状や鼻水など強くあらわれ、カリシウイルスでは口内炎となりよだれや食欲低下が強くあらわれることが多い。
---------------------------------------------------------------------■治療 ヒトは視覚で味覚を判断しますが、猫は嗅覚で味覚を判断します。そのため『猫カゼ』で鼻の嗅覚が失られることは大変なことです。猫は食欲がなくなると36時間で脂肪肝を発症します。そのため必要に応じて薬剤とは別に強制給餌が必要です。『猫カゼ』に加えて、脂肪肝の治療も必要な場合も生じますが、この状態になると治療しても死亡率が高まります。また完治には最低1ヶ月を要します。とくに肥満の猫は注意です。
カゼというと軽い病気だと思われがちですが、「猫カゼ」は、悪化すると命にかかわることもある病気です。今回は、猫カゼと人のカゼとの違いや症状、受診の目安などについて解説します。正しい知識をもって愛猫を守りましょう!
FVR感染の原因は猫ヘルペスウイルスの感染でおきます。幼少期と10歳を超えた猫に多く診られます。 仔猫の頃、FVRという『猫カゼ』に感染した場合は、どんな猫でも加齢とともに発症する可能性があります。仔猫のころ罹患した『猫カゼ』が治っても、原因のヘルペスウイルスは死滅した分けではなく、感覚を司る知覚神経の根元にある神経細胞内に潜在しています。 加齢、ストレス、出産などで、免疫状態が低下するとヘルペスウイルスは末梢神経を伝わり、鼻、目でウイルスを排泄するためくしゃみ。目やにの症状をおこします。
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