雇用シェアで「雇用調整助成金」が活用できるケースとは?
緊急事態宣言や休業要請が解除され、少しずつではありますが日常を取り戻しつつある中でも、雇用維持に係る課題は直ちに解消されるわけではありません。今号で解説した雇用シェアの活用も視野に入れながら、前向きに雇用維持に目を向けていきましょう。もちろん、コロナ禍でむしろ人手不足となった業種においても、積極的な人手確保の選択肢として雇用シェアの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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コロナ禍で推進される「雇用シェア(在籍型出向)」在籍型出向で給与や労働・社会保険料はどうなる?
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こうした、通常では難しい異業種間での雇用シェアを支援することによって、コロナ禍における労働需要の変化への対応を促進するのが「雇用を守る出向支援プログラム2020」の全体像となっています。雇用シェアで「雇用調整助成金」が活用できるケースとは?
「在籍型出向の活用による雇用維持への支援」は、出向元及び出向先双方の企業に新たな助成制度を創設するとともに、産業雇用安定センターによるマッチング体制を強化するなど、新型コロナウイルス感染症の影響により一時的に雇用過剰となった企業が従業員の雇用を守るため、人手不足などの企業との間で「雇用シェア」(在籍型出向)により雇用維持する取組みを支援するものです。
雇用関係を維持しながら他社に従業員を出向させる「在籍型出向」を推進するため、厚生労働省は、 出向元と出向先双方の企業を対象とした「産業雇用安定助成金」を創設する。8日に閣議決定する政府 の追加経済対策に盛り込む。新型コロナウイルスの感染拡大で、業績悪化が著しい企業では外部出向で 雇用を維持する「雇用シェア」の動きが広がっており、こうした労働移動を強化する狙いがある。出向への国の助成は、企業が従業員に支払う休業手当の一部を助成する雇用調整助成金(雇調金)に もあるが、対象は出向元企業だけで、額も休業助成と比べて低い。このため従業員の出向よりも休業を 選ぶ企業が多いことから、新設する産業雇用安定助成金では出向元だけでなく、従業員を受け入れやす くなるよう出向先も対象に含めて負担を軽減する。助成額や上限額については、来年3月以降に段階的に 縮小する予定の雇調金の特例措置と大きな差が出ないよう制度設計を進めている。これに伴い、企業間の人材のマッチングを行う公益財団法人「産業雇用安定センター」の体制拡充も図る。 2021年度予算の概算要求に計上していたが、前倒しで実施する。このほか追加経済対策では、新型コロナの感染拡大による影響で離職した非正規労働者や女性など弱い 立場の人たちの早期再就職支援を図るため、就労経験のない職業に就くことを希望する人を試験的に雇用 する事業主を対象とした助成金も創設する。(以上 毎日新聞引用)在籍型出向により、労働移動に関する模索はこれまでもありましたが、新助成金が出向先にも適用を受け ることは雇用を維持には貢献すると思われます。予算成立後、要件を確認していきたいと思います。
新たな助成金創設の動き 2020.12.07トピックス 雇用関係を維持しながら他社に従業員を出向させる「在籍型出向」を推進するため、厚生労働省は、 出向元と出向先双方の企業を対象とした「産業雇用安定助成金」を創設する。8日に閣議決定する政府 の追加経済対策に盛り込む。新型コロナウイルスの感染拡大で、業績悪化が著しい企業では外部出向で 雇用を維持する「雇用シェア」の動きが広がっており、こうした労働移動を強化する狙いがある。出向への国の助成は、企業が従業員に支払う休業手当の一部を助成する雇用調整助成金(雇調金)に もあるが、対象は出向元企業だけで、額も休業助成と比べて低い。このため従業員の出向よりも休業を 選ぶ企業が多いことから、新設する産業雇用安定助成金では出向元だけでなく、従業員を受け入れやす くなるよう出向先も対象に含めて負担を軽減する。助成額や上限額については、来年3月以降に段階的に 縮小する予定の雇調金の特例措置と大きな差が出ないよう制度設計を進めている。これに伴い、企業間の人材のマッチングを行う公益財団法人「産業雇用安定センター」の体制拡充も図る。 2021年度予算の概算要求に計上していたが、前倒しで実施する。このほか追加経済対策では、新型コロナの感染拡大による影響で離職した非正規労働者や女性など弱い 立場の人たちの早期再就職支援を図るため、就労経験のない職業に就くことを希望する人を試験的に雇用 する事業主を対象とした助成金も創設する。(以上 毎日新聞引用)在籍型出向により、労働移動に関する模索はこれまでもありましたが、新助成金が出向先にも適用を受け ることは雇用を維持には貢献すると思われます。予算成立後、要件を確認していきたいと思います。
新型コロナウイルスの影響により、企業における経営、雇用維持に関わる問題は深刻化の一途をたどります。こうした背景を受け、公益財団法人産業雇用安定センターでは、従業員の雇用を守りたい送出企業と人手不足の受入企業との間で雇用シェア(在籍型出向)を進める無料マッチングを展開しています。現状、労働者に関わるお悩みを抱える企業は活用を検討されてみてはいかがでしょうか?
・コロナ禍によって雇用過剰となった企業と、人手不足の企業との間で雇用シェアを活用した出向支援を無料で行います。
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