スポーツ選手のタニマチで「モテた」アルペンのカリスマ経営者が強制わいせつで転落した理由〈週刊朝日〉(AERA dot.)

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スポーツ選手のタニマチで「モテた」アルペンのカリスマ経営者が強制わいせつで転落した理由〈週刊朝日〉(AERA dot.)
[MARKOVE] 東証一部上場のスポーツ用品販売会社「アルペン」(名古屋市中区)は2月12日、強制わいせつ致傷容疑などで逮捕された創業者で会長の水野泰三容疑者(72)が、会長職を辞任したと発表した。

 カリスマ経営[/MARKOVE]

[紹介元] AERA dot. – Yahoo!ニュース スポーツ選手のタニマチで「モテた」アルペンのカリスマ経営者が強制わいせつで転落した理由〈週刊朝日〉(AERA dot.)

スポーツ選手のタニマチで モテた アルペンのカリスマ経営者が強制わいせつで転落した理由週刊朝日

at 2004 08/21 18:03 編集午後のお茶でもしながら・・・と集まった打ち合わせが、なごやかに終電近くまで激論になって散会。地方都市の夜の駅は、驚くほど涼しくて、なんだか夏から秋にかけて議論したような妙な気分だった。議論になったのは、たとえていえば安藤忠雄建築事務所の無名の建築士である数名が、雲をつかむような下請け話を振られた、というような話。大手発注元から安藤忠雄に依頼が来た、いい機会だから事務所の諸君どうだ、というありがたい話で、委任契約だからだれが下請けしても、安藤忠雄を見込んだ発注元に、「安藤忠雄の仕事」を出せばいいわけだ。それはいい。ところが、肝心の納期と分担割合がわからない。シモジモの数名の無名建築士は、みな塗装工であったり電気設備士であったり図面屋さんであったり鉄骨屋さんであったり、専門分野が違うのだが、「一人で1棟まるごと担当できるぐらいの覚悟で」と精神論を説かれるばかりで、はっきりしたガイドラインはない。「君たちで考えるように」とだけ。数年前にも、1棟まるごと建てる仕事をしたら、1階だけ残して2階から10階まで潰されたということがあったので、またかと思うと不審は解けない。すこし分野は違うが、超勉強法の野口悠紀夫氏は「言論情報」を生産するプロだが、その手引き書で「時間と字数で内容が決まる」と力説しておられる。その通りだと思う。「心頭滅却すれば火もまた涼し」というようなミラクルが世の中たまにあることは否定しないが、根性だけでは自滅することの方が多い。客観的な条件は、精神力を圧倒するのだ。情熱や愛や闘志は、周到で冷静な作戦を伴ってはじめて生かされるように思う。与えられた時間はどれだけあるか。自分の今の力量はどれだけあるか、コストをかけただけのベネフィットが見込めるか。成果はいつ出るか(生きている間は評価されないだろうが歴史が評価してくれるよ、といわれて喜んで仕事のできる人はどれだけいるだろうか)、そんな条件は、ついクールに考えてしまう。だから、「その建物の用途や納期や資材や担当部分を指示してくれ」と求める僕と、「気合い」「責任感」を問う安藤親分との話がどうも噛み合わない。おそらく、僕のようなのがマニュアル人間(共通一次世代と呼ばれたこともあったなぁ)の走りなのかもしれない。マニュアル世代の前は、「惻隠の情」「以心伝心」のムラ世界だ。「どない?」「ぼちぼちや」「大変やな」で大切なことが通じる世界は、ごく親しい村人の間だけの話。それで商人は商人の世界、職人は職人の世界にこもって支障なく暮らしていけるうちはいい。ところが、別世界やら異星人とコミュニケーションをとらないと、溝が増えるだけ。偉い人々が偉くないシモジモとの間に溝をどんどん掘って行けば、どうなるか。そんなことが前代未聞の大きな規模で進行している1つの兆候が、年金不信だろう。行政府と立法府の怠慢が、だれも望んでいない「老人と若者の反目」に飛び火してしまっている。強欲な政治家と糞役人は、いかに合法的に強制徴収するか、法を変えてでも断行しようとする。対話もへったくれもない。フリーターや主婦や中高生にもわかる言葉で、怠慢を反省して、安心してもらって、その次に信頼されるような仕事をすれば、年金制度は持ちこたえられると思うが、まず「信頼して下さい!」では、悪徳商法と同じではないか。社会に階層ができるのは自然現象のようなもので、どんな先進国でも未開社会でも、完全にフラットな社会はない。問題は、上の層に上がれる方法が、だれにでも利用できる形でちゃんと公開されていること。それが、本来のマニュアルだ。無知から入門レベルになれるマニュアル、入門レベルからエキスパートになるマニュアル、実戦マニュアルがそれぞれ必要だ。もちろん、マニュアルは万能ではないし、書き尽くせないことは多々ある。それに、行き着くところは「マニュアルの捨て方マニュアル」という皮肉な宿命もある。けれど、まだまだマニュアル化は進んでいないどころか、無軌道ほったらかしが現実だ。たとえば、下宿進学が決まった高校生に、ご近所への引っ越しあいさつから教えるマニュアル。男女交際マニュアル雑誌については少し前に書いたけれど、これから(すでに、か?)中高年の性愛マニュアルは大事な分野になってくると思う。あと、快楽をギブ&テイクするマニュアルなんかも、「私はその場面だけ下で受け身がいいの大和撫子」の心の中ではタブーになっているのかもしれないが(笑)、欧米のフェミニズムは「対等な性愛関係」という理念の中でマニュアル化している。男のための離婚マニュアルもほしい。宗教や占い、セミナーやカウンセリングとつきあうマニュアルは、老若男女を問わず必要だろう(坊主と結託した葬儀屋に丸裸にされた無知な身内の悲劇も、去年書いた)。無料で利用できる公共施設や相談窓口、公的助成金なども、調べてみれば驚くほど手厚い福祉大国になっているのがわかる。要は情報を持っているか、利用するかの問題。図書館の利用法や、「大学に行かなくても大学レベルの学問ができるマニュアル」も、あればおもしろい。その気になれば、「敷居のない(笑)大学に籍だけ置いて通学しない落ちこぼれ」に見えた学生が、「eラーニングでMITの学士を習得」ということも、ありえるだろう。自殺マニュアルなんて禁じ手の前に、行政の闇をあばくマニュアル、無能公務員を辞職させるマニュアル、払わなくていい税金を取り戻すマニュアルetcこそ必要だ。僕が「勤労学生控除還付申告術講義」をやると、どれだけ感謝されることか(笑)。そんなふうに、必要なマニュアルがまだまだ不足している上に、必要なマニュアルは時代によって立場によって違ってくる。運よく師匠や先輩に恵まれた人は、知らない世界から知っている世界へと溝を渡ることができる。溝のどっち側が天国で地獄なのかは、なかなかわからないものではある。「かんぷしんこくってなんですかー。しなくちゃいけないんですかーめんどくさーい」という層は、そのまま黙って徴税されていた方がいいのか、耳の穴かっぽじって教え諭すのがいいのか、僕にはわからない。ただ、「そのうちわかる」と試合場から逃げる年寄りにはなりたくないなぁと思うあまり、10年ぐらいかけて消化すればいいマニュアルを一括発射する僕は、「あなた、3日で生まれ変わりたくありませんか!?」って類と親戚かもしれない。

at 2004 06/07 14:52 編集レーガン大統領への弔辞でゴルビー、「われわれの提案に応じて、冷戦終結に着手した勇気をたたえたい」ってねぇ・・・なんとまー都合のよろしい解釈でしょう!と僕は感動した。死人に口なしだから、「おいおい冷戦を提案したのはワシだよ」と言い返されることはない。たしかに、「もうソ連やめた」と態度を軟化させ、みずからラスト社会主義エンペラーになることを選んだのは、ゴルバチョフの功績だった。みずから引退宣言して、アルツハイマーとの闘病を公表したレーガンも偉いが、こういう大国家元首が最近いなくなったような気がする。愛人を公表した(ホモセクシャルだったのか?)フランソワ・ミッテラン大統領も粋だった。存命の政治家だと、だれが歴史に残るだろうか。最近の中国の主席や首相さえ、どうも名前が霞んでしまう。クリントンは変なところで名前を残すだろうが、恥さらしブッシュのおかげでカムフラージュされたかな。小泉さんは、どう歴史に名前を刻むだろうか。

[ロンドン 11日 ロイター] - 英国民投票での 欧州連合(EU)離脱派の 勝利、 米大統領選での トランプ氏勝利──。 既得権益層に対する大衆の 反発を2度も見せつけられた金融市場は、 来年に向け欧州で予定される国民投票や選挙で同様の 事態が起こる可能性を覚悟し始めている。 来年はオランダ、 フランス、 ドイツで選挙が予定されており、 場合によってはイタリアと英国でも選挙が行われるかもしれない。 当面の 試金石となるの が、 イタリアで12月4日に予定される憲法改正の 是非を問う国民投票。 同じ日にオーストリアでは大統領選挙の 決選投票の やり直しが実施され、 候補者2人の うち1人は極右の 人物だ。 トランプ氏の 財政拡張路線がインフレを招くとの 見方から、 欧米の 国債相場はここ数日で全般に下落したが、 中でもフランスとイタリアの 下げ幅が大きいの も無理はない。 ドイツの 10年国債利回りは11日の 週に17ベーシスポイント(bp)程度上昇。 これに対し、 フランスとイタリアの 10年国債利回りは政治リスクも織り込んで約25bp上昇している。 フランス10年国債利回りは0.72%と、 1月以来の 高水準に迫り、 ドイツとの スプレッドは44bpと、 昨年7月以来で最大となった。 INGの シニア金利ストラテジスト、 Martin Van Vliet氏は「英国の 投票でアンチ既得権益層が勝ち、 米国でも同じ結果が出たの で、 だれもが『来年はユーロ圏の どこで選挙があるの だろう』と調べ始めた。 そう、 フランスだ。 こうした国々が危ないかもしれないと見て、 市場はズームインし始めた」 と話す。 フランス大統領選の 仕組みを踏まえると、 極右政党・ 国民戦線(FN)の マリーヌ・ ルペン党首が最終的に勝利する可能性は小さいと見られているが、 世論調査によると、 第1回投票での 得票数はルペン氏が最多となりそうだ。 しかも米英の 投票が予想外の 結果だったため、 市場はもう世論調査を鵜呑みにしなくなるだろう。 来年はオランダ、 フランス、 ドイツで選挙が予定されており、 場合によってはイタリアと英国でも選挙が行われるかもしれない。 当面の 試金石となるの が、 イタリアで12月4日に予定される憲法改正の 是非を問う国民投票。 同じ日にオーストリアでは大統領選挙の 決選投票の やり直しが実施され、 候補者2人の うち1人は極右の 人物だ。 トランプ氏の 財政拡張路線がインフレを招くとの 見方から、 欧米の 国債相場はここ数日で全般に下落したが、 中でもフランスとイタリアの 下げ幅が大きいの も無理はない。 ドイツの 10年国債利回りは11日の 週に17ベーシスポイント(bp)程度上昇。 これに対し、 フランスとイタリアの 10年国債利回りは政治リスクも織り込んで約25bp上昇している。 フランス10年国債利回りは0.72%と、 1月以来の 高水準に迫り、 ドイツとの スプレッドは44bpと、 昨年7月以来で最大となった。 INGの シニア金利ストラテジスト、 Martin Van Vliet氏は「英国の 投票でアンチ既得権益層が勝ち、 米国でも同じ結果が出たの で、 だれもが『来年はユーロ圏の どこで選挙があるの だろう』と調べ始めた。 そう、 フランスだ。 こうした国々が危ないかもしれないと見て、 市場はズームインし始めた」 と話す。 フランス大統領選の 仕組みを踏まえると、 極右政党・ 国民戦線(FN)の マリーヌ・ ルペン党首が最終的に勝利する可能性は小さいと見られているが、 世論調査によると、 第1回投票での 得票数はルペン氏が最多となりそうだ。 しかも米英の 投票が予想外の 結果だったため、 市場はもう世論調査を鵜呑みにしなくなるだろう。

「英語が通じる、通じない」は”口の形”で決まる! 学校では単語や文法の勉強がメインで、発音を詳しく習いません。そもそも、アルファベットの発音をしっかり習いましたか? アルファベットも、小さな発音の連なりでできています。アルファベットが正しく発音できなければ、単語も正しく発音できませ...

ここ最近の 科学技術で盛り上がっている分野と言えばAI(人工知能)でしょう。 新聞を見れば見出しにAIと書いてないことは無いくらいですし、 碁や将棋でAIがプロに勝ったことなどもあり、 「AIが人の 仕事を奪う」 といった議論も良く聞きます。 ただ、 AIは大容量の データを検索したり画像を認識するといった特定の 分野では人間以上の 能力があっても万能ではありません。 例えば言語の 認識(自然言語処理)では人間の ようにAIは文脈の 意味を理解しているわけではありません。 人工知能「東ロボくん」 東大を断念 という記事にも書かれているように、 AIでできることの 限界も明らかになって来ました。 そもそも、 東大合格を目指した「東ロボくん」 プロジェクトは、 AIの 限界を明らかにするためにやられているの ではないですかね。 こうしてそろそろAIに対する過剰な期待もなくなり、 ブームも終わる事でしょう。 その 一方、 半導体業界ではAIが流行し始めました。 AIの アルゴリズムは日進月歩ですが、 ある程度アルゴリズムが決まってくると、 次は実用化に向けていかに高速・ 低電力・ 低コストにAIを実現するか、 というところが勝負になって来ます。 今までソフトによって実装されていたAIの 機能を専用の 半導体の ハードウエア(AIアクセラレータ)で実現することにより、 高速化、 低電力化しようという研究が最近とても盛り上がってきているの です。 こうしてソフトが盛り上がった後に、 市場が拡大にするにつれて専用の ハードウエア(LSI)が登場する、 というの はAIに限らず良くあることです。 先週、 東芝からプレスリリースがあった、 「 ディープラーニング(深層学習)を低消費電力で実現する脳型プロセッサを開発 」 もそういったAIアクセラレータの 一つです。 会計問題で世間を騒がせた東芝ですが、 次の 事業に向けて新しい技術が出てきたことに私もほっとしました。 また、 昨年はグーグルがAIの アクセラレータを発表して注目を集めました。 米Googleが深層学習専用プロセッサ「TPU」 公表、 「性能はGPUの 10倍」 と主張 自社の サービスの ために使うとはいえ、 グーグルが半導体業界に参入してきた、 とも言えます。 ディープラーニングでは膨大な量の 積和計算を行う必要があります。 この 積和計算は人間の ニューロンにおいて、 他の ニューロンの シナプスから入力した刺激を、 ニューロン同士の 結合の 強さに応じて受け取ることを模擬したもの です。 現在使われているAIではこの 積和計算をGPU(グラフィックス・ プロセッサ)などの 従来の デジタル回路で実現しています。 一方、 AIアクセラレータでは、 積和演算などの AIの 計算に最適化したデジタル回路で実現するもの (おそらくグーグルの TPUもこの タイプ)、 先ほどの 東芝の 発表の ように、 アナログ回路あるいはメモリ技術を活用するもの など様々なLSIが提案されてきています。 こうしてAIによって半導体・ LSIの 回路設計分野が再び活気を取り戻していますが、 残念なことに日本の 影が薄い。 エルピーダメモリの 破綻やルネサスエレクトロニクスの 経営難などにより、 日本では半導体に携わる人は産業界だけでなく大学でも肩身が狭い立場です。 半導体分野から他の 分野に移ったエンジニア・ 研究者も多いの ではないでしょうか。 しかし、 一度技術が失われてしまうと、 再び重要になったからと言って、 急に技術を立ち上げ先行者に追いつくことは容易ではありません。 私自身も最近は(かつての 専門の )LSIの 回路設計の 研究をトーンダウンさせていました。 しかし、 技術は失われると取り戻すことは簡単ではないの で、 細々ではありますが、 回路設計の 研究をずっと続けてきました。 この ように評論している場合ではなく、 既に遅きに失しているかもしれませんが、 私もAIアクセラレータの 研究に参入しようとしています。 コアとなるアナログ技術やメモリ技術は自分の 得意分野とはいえ、 既にブームになってしまっている今更の 参入ですから相当大変です。 事業や産業構造は激しく移り変わり、 選択と集中が良しとされる社会ではあります。 しかし、 こうして再び半導体の 研究が活性化すると、 時代が変わっても捨ててはいけない技術というの はあるの だと思い知らされました。 現在の 日本の 大学ではLSIの 回路設計に携わる研究者は随分減ってしまいました。 時代が変わっても何を維持すべきか、 判断は難しいところですが、 私自身は回路設計をやめないで細々とでも維持してきて本当に良かったと思っています。 AIへの 応用という、 再び注目される応用がこんなにすぐに出現するとは予想できませんでしたが。

at 2004 02/22 15:57 編集モスバーガーで189円コーヒー1杯でくつろいでいたら、あっちの方で「青年の主張」が始まった。「女の子て、やせたい言うわりに甘いもん食うやろ?ほんなら、やせたい言うのやめたらええやん!ちゃうかー?」と、後輩とおぼしき彼女に訴えている。ははぁ・・・演題は、「食べたいやせたい女性心理の葛藤が、わかるようでわからない俺様の煩悶」ということらしい(笑)。別にねちっこくも乱暴でもない、「純朴青年の一途な主張」という感じで、ほほえましくそば耳を立てていたけど。答える彼女は、「でも、女の子って、そういうもんなんよ」と、軽く受け流している。私設審判のワタクシは、もしかしてこの二人、どこかの社会学科の先輩後輩ではないか?と思った。というのも、向かい合って、目の前の相手の気持ちをネタにしているのではなく、相手の属する「カテゴリー」を俎上にのせているから。キミはなぜやせたいのに食べるの?と問いかけているわけではない。聞き役の彼女も、女性を代表したような答弁をしている。この場面にリアルに存在しているのは、「俺、わからんわぁ・・・」とため息をついている、近畿ブロック代表A太郎君22歳大学生だけなのであった。人はけっこういろんな場面で、気づかないうちに「カテゴリーの勝負」をやっているものだ。そのカテゴリーを扱う学問が社会学なんだけれど、男性や女性や家族や組織の「一般論」を論じるものだから、「でも我が家はこうじゃない」「私は男に依存する女ではないからねっ」てな違和感がつきものだ。あげく「抽象的すぎる!と敬遠されたりもする。そうして、「具体的なこと」「わかりやすいこと」に人々は群がる。けれど、カテゴリーというのは、具体的な経験から自然に抽象化作業でつくられて行くもので、たとえば野良猫だって、おじさんAや少年Bにいじめられると、「二本足で近寄ってくる生き物はこわい」と抽象化する。ただ、この抽象化やら、感覚的に刻み込まれた経験を修正したりする作業やらを、言語をつかって行うのはチンパンジーと人間ぐらいのもの(イルカはさておき)。乱暴に裏返していえば、具体的なことにしか反応しない人間は、霊長類より退化しているといえなくもない。カテゴリーを鎧にすると、けっこう都合がいいこともある。「疲れたサラリーマン」になりきると、おしぼりで顔を拭くぐらいは朝飯前だったりするように(みみっちい・・・)。その調子で、つい「おじさん代表」「関西人代表」「日本人代表」のような態度をとってしまうけれど、とはいえ僕は行列や団体行動が苦手な日本人だし、おねーちゃんが酌その他いろんなサービスをする店に行かないおじさんでもある。ついでに、「男なんて・・・」とグチる婦女子には、「その中に、ワタクシは入っておるのですか?」と確認してしまうチェック屋である(笑)。あんまりカテゴリーにぴったりはまった―予想を裏切らない(笑)―人物になりきるのも、これまた窮屈なもの。だから、「おねーちゃん嫌いじゃないでしょ?」と言われたら「お好きです」と答えることにしている。「そういうことにしている」のである。あくまでも。それもまた関西人のノリということになっている。

at 2004 09/01 11:53 編集新学期スタート!と、お定まりのニュースを聞くたびに、あのなー勤労者の夏休みはとっくに終わっとる!プロレタリアートに2学期なんかないわい!と思うのだが、今さら反論してもどうにもならない。たしかに、ラッシュアワーの通勤電車なんかは、大学生ぐらいの層も何%かいるせいか、休み中はすくし「新学期」には混雑もする。児童・生徒がいる家庭だと、やはり生活パターンも違ってくるのだろうと思う。でも、「お子さま暦」を中心に社会が回っているのは、やはり変だ。もし子供を大切にしている社会なら、なぜ出生率が下がり続けるのか。夏休みの宿題をやってあげるマニュアル本が、腐るほど出ていた。「親子で楽しむ○○」の類。ふだん学校と塾に管理されている子供は、夏休みぐらい解放してやれよー、と思うが、祖父母とママは放っておけないのだろう。ちょうど2学期が始まる今日は関東大震災の勃発日。地震や台風に遭ったときどう助かるか、被害からどう復興するかが、知恵の見せどころだ。そこで、夏休みの宿題は災害シミュレーションにすればいいと思う。9月1日に富士山を噴火させる、飛行機が六本木ヒルズに突っ込む、「関東阪神以外大震災」が起きる・・・そのときサバイバルできるか(ブルジョアは潔く即死できるか)、機敏に救援ボランティアに行けるかで、2学期の成績をつければよろしい。そんな対策まで、日能研や希学園あたり、夏期講習で始めそうなイヤな予感も・・・。「関西にある活断層の位置を地図に記入しなさい」「地球上のプレートの名前を全部あげなさい」なんてお勉強を、冷房の効いた教室でハチマキしてつめこんでいるところへ、不意にピカドン!と一撃。「ウグググググ・・・せ・せんせい・・・今のは何ですか。1、雷。2、核攻撃。3、隕石。ひとつ選べ」「せんせい国文科の院生だから、わかんないよごめんね・・・」ガクッとまぁ、こういうのは畑の有機肥料になってもらうしかない。

at 2004 06/18 17:13 編集通勤電車の中から朝ふと山を眺めると、新神戸オリエンタルホテルの屋上に、クレーンが乗っかっていた。初めての眺めではないのだが、オリエンタルホテル→ダイエー→再建→パリーグ→再編成と、勝手な連想が働いてしまって、もしやホテル解体か?と勘ぐってしまう。5チームになるだけでパリーグ問題はかたづかないらしく、1リーグ制にする案も出ているそうな。そうなると、巨人や阪神と戦うパリーグ・チームが放映権料をかせげるから(つまりテレビ中継されるようになるってことね)リーグ合併はパリーグの思惑だということか。たしかに、オリックス宮内オーナーも話してたように、野球人気が、ダブル松井&イチロー効果のアメリカ大リーグに奪われている部分も相当あるだろう。例にあげちゃー悪いが、日ハムがどこでどんな試合をしているかより、「今日の松井&イチロー」コーナーの方が関心が高い。それは国内のゲームが飽きられている(元凶は某金満タレント球団だろう)こと、放送網の発達で視聴者がボーダーレス化していることetcの当然の結果で、おもしろくないゲームを束ねていくら放送回数を増やしても、「あれこれセットでお買い得!!」の通販の発想と変わらず、球界の知性を疑う。やはり、ゲームで勝負してほしい。横綱が「外国人専用」になってしまった大相撲の方が、世の流れに対して柔軟ではないんだろうか。プロ野球も、「ガイジン枠」など撤廃すれば、アジアや中米から年俸300万円でも喜んで野球をする選手がどんどんやって来るだろう。1億もらっても当然のような顔をしている鼻高選手の目の前に、500万円の年俸から祖国に仕送りして一家を養うんだ!と気迫満々でプレーしてくれるパンチョレロくん、グエンダックくんを20人雇用した方が、人気チームになると思う。人情話の好きな日本人だと、「祖国のバナナ農園の集会所におかれたテレビで、村人みんながカルロス君のプレーに大声援。ホームランを打つと村に花火が上がります」なんてドラマに感動して、せっせと球場に足を運ぶだろう。それも自然な野球の応援というものだと思う。選手の背景にたちのぼる苦難の生い立ち・・・のようなオーラの消失は、野球だけでなく、バレーボールも低迷させているのだ!というのが、我が仮説である。リトルリーグ→高校野球の「球児製造工程」から生産されてきた野球マシンを、企業が動かす予定調和のようなゲームは、見ていてもおもしろくない。筋書きの見えるドラマは、吉本新喜劇だけでいい。読めない筋書きを演じられる外国人選手よ、日本のプロスポーツ界を揺るがせてくれ。

ゴルフ場の 利用者が払う「ゴルフ場利用税」 を巡る攻防が激しくなってきた。 自民党の 文部科学部会は11日、 ゴルフ場利用税の 廃止を盛り込んだ税制改正要望をまとめた。 「スポーツに課税すべきではない」 とする。 これに対し、 総務省は地方自治体の 税収が減るとして存続を主張し、 真っ向から対立している。 ゴルフ場利用税は全国平均で1人1日668円 ゴルフ場利用税は全国平均で1人1日668円。 ゴルフ場の 運営業者は廃止すれば利用が増えると見込む。 自民党内では毎年末の 税制改正で廃止論が浮上。 五輪の 正式競技になったとして、 今年は一段と圧力が増す。 ただゴルフ場利用税は市町村や都道府県の 貴重な財源。 全体の 税収は2014年度で479億円と少ないが、 京都府笠置町では税収の 3割近い金額になる。 総務省は「ゴルフ場周辺の 道路整備や環境対策の 財源」 と廃止論に反論する。 財務省はゴルフ場利用税を廃止しても、 自治体への 補填はしない方針。 「ゴルファーの コストを国民全体で負担するの はおかしい」 (同省幹部)とする。 公明党が廃止に反対しているほか、 自民党にも「自治体の 財政には配慮が必要」 との 声がある。 代替財源がみつからないと廃止は難しい。

at 2004 05/19 19:46 編集身内の子供をダシにキティちゃんコレクターをしている(のではナイ!と本人は弁解する)ムッシュDがまが、今度は「日記のネタにいかが?」と、わが日記をダシに、コスプレ喫茶店に誘ってくる。しゃーないなぁ、と渋々ご同伴さしあげた。うちから徒歩20分の庭先だが、もちろん、こげなマル秘スポットができているなんぞ知らなかった。ムッシュDがまは、はるばる日本列島を縦断して、もう2度目だそうな。ご苦労さん。出し物は普通の喫茶店で、コーヒーを2杯たのむ。ほかにはケーキとピラフ類。調理する店員はいないようだ。メニュー冒頭には、「携帯を含むカメラ撮影厳禁」とクギをさしている。よほど、おマニヤさまが集まるのだろう。で、店員のコスチュ〜ムは・・・これまた、なんといえばよろしいか、わからない。まぁ、「めるへんちっく」やねぇ・・・としか、いいようがない。ケバいわけでもないし、大真面目にやっているので、ただただ恐縮するばかり。おじさんは老婆になって「夏、暑いことないか?」「和式便所、無理ちゃうかい?」とねぎらいたくなった。「こりゃ昔あった美人喫茶の現代版やね」というと、ほとんど同世代のくせにムッシュDがまは知らない。歴史をひもとくと、美人を見せる喫茶店や音楽を聴かせる喫茶店、ノーパンを見せる喫茶店(笑)等々、喫茶店の出し物は、「時代が変われば品変わる」のである。だから、コスプレ喫茶も当然ありだろなーと、あまり驚きはしなかったが、開店当初は「行列のできる喫茶店」だったらしく(並びよったのだ)、その姿を想像すると、俺は森田健作になる。これがもし「Arashi喫茶店」だったら、やくざが「荒らし」に来るボケはご勘弁願うとして、少女ファンが嵐にお茶を出してもらうために行列をするだろうか。そんな秩序は考えにくい。女性ファンの世界は、出し抜く、引っ張る、おどかす、蹴散らすのオンパレードで、たとえば氷川きよしをめぐって血みどろの声援レースがくりひろげられている(笑)。「ズンドコ節カフェ」などできた日にゃあ、どすこい級のファンが店を仕切ってしまうだろう。ところが、かつてはラムちゃんだ聖斗士聖夜だセーラームーンだの類(今のトレンドさぱりわからん)の男性ファンは、案外うまく統制がとれていたりする。「みんなで仲良く応援してます僕たち」という乗りで、親衛隊ができるのもよくある話。僕の周囲にはうじゃうじゃいた。鉄壁の横並び主義という感じで、僕には別世界だった。おまけに鉄壁のファンタジーを共有しているから、「真夏にブーツ、絶対ありゃー足くさいでぇ」と突っ込もうものなら、「余計なこと言うなバカヤロー!!光線」が突き刺さってくる(ごめんよー)。こんな世界の頂点が、ディズニーだろう。ミッキーが頭を脱いで煙草を一服。など、絶対ありえない(ことになっている)。それはそれで、夢のある楽しい幻想世界だからいい。これを表のファンタジーとすると、表裏一体のように、宗教社会学でいう千年王国論や陰謀史観という世界も生まれてくる。太陽暦に対する太陰暦もしかり。舞踏会に対する仮面舞踏会もしかり。ドレス・コードに対するヌーディズムもしかり。アメリカだけで、数千人もの神父や牧師に小児同性愛が発覚したのは、氷山の一角だろう。裏の世界を見ないでいると、どこかで幻滅させられる。だから、幻滅から世界と向かい合う方がええんちゃうかと思う。「学校で真実を教えてくれると幻想を持つな」とか。・・・これは恩師の至言だった。

at 2004 06/03 14:18 編集さっき、新大阪駅で評論家の宮崎哲也そっくりさんとすれ違った。でかい荷物をかかえて新幹線改札口から出てきたのだが、ずいぶん小柄だった。それはともかく・・・佐世保の女児殺人事件で記者会見していた児童相談所の所長さん、善良な公務員なのだろうが、時代について行けてないのがありありだった。「インターネットに掲示板というのがあるそうで、そこで情報交換をしておったようです」というのは素朴な感想だろうし、「昼はネット知らずのいいおじさん、夜はチャット名人」ということでもないだろう。きっと。ネットで何が行われているか、そこに浸っている12歳少女の精神構造がどうなっているか、雲をつかむような感覚かもしれない。僕にも少女心理はわからない。ただ、情報交換と感情交換は区別した方がいいように思う。「あなたはバカだ」というのと、「あなたはバカだと噂されている」のとは違うのだ。事実が根拠になっている情報と、感情が根拠になっている放屁とは、チャンポンにすると不幸なことになる。情報なら、たとえカチンとくる話でも、「知ってよかった」と思えることが多い。「あなたのズボンの窓、開いてますよ」というのも、恥ずかしいがありがたい情報提供だ。だから、佐世保の少女は、情報より、被害者の素朴な=むき出しの感想に、切れたのではないかとも思う。まぎらわしいのは、「あなたはバカだとみんな噂してるよ」の類。フランス人あたりなら、「みんなって、だれ?」とすましているだろうし、陰険な僕なら、「みんなの中に、Aさんは入っとるの?Bさんはどうか?」と詰問する。もし答えなければ、AさんBさんに「あいつが、私の名誉を傷つけた容疑者として、あなたの名前は否定しなかったよ」と振る。どや、Yesなの?Noなの?この論法で、AさんとBさん、ついでにCさんもDさんもクロシロつけて行けば、「てめぇの言うみんなというのは、だれもおらんがな。おまえは裸の王様じゃい!バカヤロ」と一件落着する(かな?)。しかし、容姿への中傷をメールで書くならともかく(いけないけど)、掲示板に書き込むのも罪なことだし、書かれた側のそのときのショックも、いかばかりだっただろうと少し同情する。気の毒にも命を落とした少女は、メールで他愛ない罵倒を書くつもりが、うっかりブラウザーを起動してうっかり掲示板にアクセスして、うっかり書き込みしてしまったのか。「みんな見て見て」という意図を持って書いたのか。殺されてしまったから免罪されるものではなく、殺した罪を超えない限度で、きちんと検証してほしいと思う。そうしたネット心理の分析は香山リカ先生に任せるとして、僕が少女心理を理解できないように、小学生の我が子にパソコンを与える親も、ネットのリスクを理解してないように思う。少女サイトには、「いいアルバイトしない?」の勧誘がつきものだし、嵐・・・じゃなかった荒らしもつきもの。こんなのにつきあって、被害をかわすスキルを磨くのもIT時代の教養・・・なんて、ばかばかしいとは思わないだろうか。そんな危険があったら、ネットと断絶して図書館で勉強していた方が勝ちかもしれない。隠しタグが埋め込まれた勝手サイトにアクセスして携帯番号やアドレスを抜き取られる携帯なんて、18歳未満にはズバリいりまっせん!と思うぞワシは。メールだけはできるプリ携を小遣い代わりに与えておけば、それで充分ではないのかな。情報発信したければ、きちんとITリテラシーを持った先生と相談して、管理の行き届いたサイトを共同運営するのが賢明だろう。子供だけで雪山登山を許すような、子供のリスキーな欲望にどこまでも甘く、無知で、野放し状態の親が、俎上に乗せられてしかるべきだと思う。

at 2004 01/18 23:41 編集ゲームマシンと化しつつあるわがリナザウ、さっそくいくつかインストールしては試し、「こりゃ手に負えん」とアンインストールしたりをくりかえしている。同じゲームでも、製造元によってクセがちがっていて、それが読めた「相手」はだんだん撃退できるようになるのだが、リバーシは百戦百敗というありさまだった。それが、やっとのこと800試合目で初めて勝利をおさめ(笑)、くだらない感動をかみしめてしまった。うぅっ、奥が深い。フリーソフトばかり物色しているので数は限られるのだが、その中に嗚呼懐しや!!の「パックマン」がある。見つけたときは感激したのだが、これがはやっていたのは、もうふた昔も前。すっかり遊び方を忘れてしまっている。フリーソフトだからマニュアルもないし。こんな記憶は、風化するにまかせておくのがいいのだろうか。卜シ相応のお遊戯というのも、ないようで、あるようで、なくていいような、あってほしいような、ややこしい気分だ。『ラピタ』なんかで平均年齢40代の読者層にオマケおもちゃコレクションをそそのかしたり(笑)しているのを見ると、「なにもマスコミがブームを煽らなくても、ひっそり勝手にやっとればいいのに」とも思うが、熟しきれないミドルは、何か社会的な承認を求める哀しい生き物なのかもしれない。よく子供相手のボランティアに目を細める中高年が、メンコや凧揚げ、羽根突き、竹馬etcの「昔とったきねづか」をお膳立てしようとするものだが、これも時代の流れというものか・・・。ほほえましい光景に見えるが、大人の管理の中で遊ばされる子供は、「哀しい大人」のミニチュアだったりする(夢は公務員という小学生が1つの兆しだ)。まぁ現実には、ちゃっかり一緒になって、というかデジタル世代の当の子供たちはそっぽを向いて、ジジババが一番熱中してたりする。だったら「子供の健全育成ボランティア」てな大義名分でハッタリつけなくても、空き地で思う存分やればどうだに?と思うけれど、まだ自信満々で子供に伝承できる「お遊び経験」があるだけ幸福かもしれない。昔はね・・・と語り始めると、今どきの子供は「心はウンザリ態度は聞くフリ」のスイッチが入るしかけになっているから、あぁ子供に喜ばれちょるわい!と幸福な錯覚を味わうことができる。錯覚でも、錯覚と気づかなければリアルな幸福なのだ。実際、お年寄りを封じ込めて「爺さまオンリー缶けり団」とか「骨粗鬆症が気がかり婆ちゃまゴム跳びサークル」が盛り上がったりすれば、それはあまりにもリアルなリアルだから、不気味なんだか、楽しい未来なんだか・・・。

日本インタラクティブ広告協会(JIAA)が、 「ネイティブ広告ハンドブック」 を公開した(リンク先pdf)。 全体としてはハンドブックではあるけれど、 技術的な手引きにとどまらず広告の 本質について、 深く考察した上での 構成になっている。 1章の “「ネイティブ広告」 とは何か?なぜ注目されるの だろうか“という論考は、 広告の 本質を捉えていて、 広告に携わる人や学ぶ人にとっても価値がある内容だ。 ネイティブの 反対語が「エイリアン」 であるとして、 「広告が邪魔者・ 嫌われ者だったかもしれない」 という議論は、 いい広告を作る上で欠かせない。 実は、 そうした自覚があったからこそ、 広告はビジネスとして発達してきたし、 ときには社会全体に対してインパクトを与えるようになったの だろう。 そして人は、 見るもの を「これは広告だ」 という了解の もとにその 価値を判断する。 「何が書いてあるか」 ということは、 「誰が書いたの か」 によってその 影響力は違う。 それは、 日常的にもよくあることだ。 有名人の 「名言」 をありがたく思う人は多いけど、 実は同じようなことを自分の 親や学校の 先生が言っていることもあるだろう。 「話者」 というの は、 それだけでもたくさんの 研究がある。 広告は、 そうした前提の もとに、 いわば「好かれるエイリアン」 であろうとした。 それが競争の 大前提であり、 ゲームの ルールだ。 今回の ハンドブックは、 その 大切なところについて本質的な議論を提示している。 全体を通読すると、 広告の 未来に向けての 新たな道筋が見えてくるだろう。 インターネットの 登場以降、 メディアの 姿は大きく変わった。 また多くの プレイヤーが参加するようになると、 混沌とした状態になるの はやむを得ない。 それでは、 なぜルールを知り、 それを守ることが大切なの だろうか。 それは、 本当に優れたプレイヤーは、 ルールを熟知して成果を上げるからだ。 これは、 あらゆる世界で共通していると思う。 ルールというの は、 ゲームの 本質に根差している。 ラグビーなどは、 初めて見ると「なぜ?」 と思うような多様なルールがある。 しかし、 それはゲームの 本質にかかわり、 かつ安全を守るために決められている。 そして、 強いチームほど、 反則は少ない。 それは、 ゲームの 本質を知っているからこそ、 結果的に反則が少なくなるからだと思う。 この ことは、 すべての スポーツにおいてもそうだし、 ビジネスでも同じだ。 ルールの 中には「やってはいけないこと」 も書いてある。 しかし、 よく読めば、 そこには「するべきこと」 が凝縮されている。 この ハンドブックも、 これからの 広告プレイヤーが「するべきこと」 が書かれている。 この 内容を「制約」 と捉えるか、 「大きな機会」 と考えるか。 それが、 将来の プライヤーの 価値を決めるだろう。 本当に誠実でタフな人たちは、 もう動き出しているはずだ。

at 2004 09/24 13:54 編集「楽天」球団が、本拠地をどっちにしようかと大阪人神戸人をヤキモキさせたあげく、仙台に落ちついた・・・のかどうか?「地域にこだわらない球団経営」なんて発言をしている社長だから、仙台でもうからなければ東京へ、と浮き足立つ可能性もある。本当に、宮城県民は手放しで歓迎してるのかね?「東北に球団を」という悲願はわかるけど、それなら日本海側と四国にも球団がないのは寂しい。そこで、水産会社が「タラバガニうぐうぐーず」とか、高松の製麺所が「さぬきメンズクラブ」とか設立すれば、すぐ地域経済が潤うのではないかと思う。カニは高嶺の花だから、個人的には、うどんを全国に普及させたい。球団経営はぴったりだ。巨大な丼みたいな球場を造って、球場内でしか出してくれないスペシャルうどんを出す。いや、観客席でもビールやジュースは一切売らず、うどんだけ。中継で観客席が映ったら、全員がうどんを食いながら野球観戦している…というのも、宣伝効果抜群だろう。香川県民以外の四国人も、なにか協力できる名産品を持ち寄ってほしい。バッティングフォームは阿波踊り打法とか、広末涼子がボールガールに雇われているとか、ノーゲーム日には丼球場に道後温泉の湯を満たして巨大浴場になっているとか。カニは、僕の偏見にすぎないが、ヒヒジジイが愛人にほぜらせて偉そうにくちゃくちゃ食っているようなイメジがあるので、あまりさわやかなスポーツと結びつかない。せいぜい、松葉ガニと越前ガニとタラバガニと、カニ同士で闘ってもらえばいい。新潟あたりにも、球団があってもいいと思うが…。もう、子供みたいに何でもほしがる巨額負債都市神戸には、球団も空港もなくてもいい(空港はできてるけど)。サルおやじがよたれ歩きしているだけのゴルフ場が日本一多い自治体らしいが、恥さらしなだけ。とまぁ、行ったことがないものばかり、いらんいらんと叫ぶだけだが、「○○がない街」というのが自慢になるようなマイナス指向が、これからのトレンドになってもいいと思う。たとえば「風俗店もパチンコ屋もない芦屋」は立派なステイタスだし、探すとけっこう少ない「高速道路が通ってない街」なんてのは、静かそうでいい。気品ある街(ざあますオバサンやシロガネーゼが這い回っているという意味ではなく)には、静謐さが不可欠だと思う。ただ難しいのは、「活気」との両立だろう。気品を完全に捨ててゼニもうけの活況を取った街に僕は通勤しているから、まぁ悪くはいえない。「ゼニより気位どすな」って街でお茶屋めぐりをする身分にはなれそうにないし。それができれば、理想の三都暮らし(神社仏閣をまわって、ドーム球場で爆発して、さて神戸の我が家へ…)が実現するのだが、そのためにも、球場も空港も喜んで手放したい。

at 2004 04/07 16:53 編集なんだか大阪や長崎や栃木・・・と、あちこちの公園で遊具の事故がたてつづけに報道されている。春になって急に増えたというわけでもなく、今までは「しゃーないな」とあきらめていた無数のケガが、「これは行政不作為による人災だ!」という回路に乗せられるようになってきたのではないだろうか。考えてみれば、公園の遊具というのはどれも鋼鉄かコンクリートでできていて、あまり融通がきかない無粋な感じ。子供というのは、おもちゃを与えられたら壊すか自分の好きなように細工したいもので、それが知的な冒険への第一歩になることが多い。ところが、公園の遊具は子供の細工を受けつけない造りになっていて、どうにか工具を使ってボルトを抜いたりしたら、えらいことになる。工具が好きな僕は、だから、公園の遊具で遊ばなかった(友だちとブランコで飛距離を競うぐらいだったかな?)。家の裏が、子供にとってはムーミン谷のおさびし山のような深山幽谷の摩耶山だから、よく探検した。山にイノシシや野犬やいるが、指を切断するとか骨折するとか、いかにも悲惨なケガは聞いたことがなくて、せいぜい道を踏み外すとか、ウルシにかぶれるようなナチュラルな(?)ミスばかり。でも最高におもしろかった遊び場は、病院の解体・改築現場だ。薬品はちらかってるし、廃墟のたたずまいは、歩いて15分の市立動物園にあった作り物のお化け屋敷の100倍ぐらいの魔界だった。探検するにも、廃材を集めて前線基地を築き、夜までたてこもって(ゲームもケータイもなかったのに、何してたんやろ?)遊んでいた。同世代の「元悪ガキ今おじさん」は、99.7%がこんな基地を造ったはずだ。そこでケガをすれば、ガキといえども完全に自己責任で、「工事現場の警備が不充分だ」と訴えるような大人気ない発想は世間になかった気がする。幸運にも事故には遭わなかったから、想像するだけだが、たぶんケガした子供を連れて親が工事関係者に謝りに行くのが筋というものだっただろう。子供の遊び場が、大人や行政のしつらえた人造物件に収斂されて行くのが、高度経済成長期の大きな動きだったと思う。「回転系」の遊具など僕は見たことがなかったが、たしかにエンジニアが頭を絞った遊具は、子供の興味を引きつける。その延長に、「大人の手のひらの上で管理されて遊ぶ子供に目を細める世間」というのができあがって行く。そこで何か事故が起きれば、人生幸朗さんじゃないが「責任者、出てこーい!」という政治の世界だ。親の立場としては、そう言いたくもなるのだろうけど。本屋には、子供を遊ばせてその笑顔で報われたい大人のために、野遊びだ科学手品だエコツアーだと、マニュアル本が続々と並んでいる今日このごろ。その結果として、子供の反逆心や冒険心、失敗するチャンスetcを奪ってしまう「お膳立て社会」が、パラサイトや就職難、引きこもりや成熟拒否を生んでいるのではないかなー?と、僕は邪推してしまう。大人うけする子供なんて気持ち悪い生き物は、あっち行け!勝手に遊びを探しとれ!・・・とやれば、軟弱なくせに小賢しい「U15」など、出会い系とか風俗とか、大人のつくった快楽システムに巻き込まれて行くリスクもあるから、難しいものだ。大人の目線が届かない「子供の楽園」は、夢の世界なのだろうか。

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