「包容の人」青山学院大の原晋監督が箱根駅伝連覇を逃しても称賛される理由〈週刊朝日〉(AERA dot.)

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「包容の人」青山学院大の原晋監督が箱根駅伝連覇を逃しても称賛される理由〈週刊朝日〉(AERA dot.)
[MARKOVE] 総合4位。連覇も3位以内も逃した。それでも「負けて強し」の印象を植え付けた。箱根駅伝で往路12位から怒濤の巻き返しを見せ、総合優勝した駒澤大に2秒差をつけて復路優勝を飾った青山学院大だ。[/MARKOVE]
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包容の人 青山学院大の原晋監督が箱根駅伝連覇を逃しても称賛される理由週刊朝日 AERA

ビジネスの経験を生かした「チームづくり」「選手の育成」で陸上界の常識を破り、快進撃を続ける。主な著書に、『フツ――の会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』(アスコム刊)などがある。

総合4位。連覇も3位以内も逃した。それでも「負けて強し」の印象を植え付けた。箱根駅伝で往路12位から怒濤の巻き返しを見せ、総合優勝した駒澤大に2秒差をつけて復路優勝を飾った青山学院大だ。

プロフィール原 晋 (はら・すすむ)青山学院大学 地球社会共生学部 教授陸上競技部長距離ブロック監督1967年、広島県三原市出身。世羅高校を経て、中京大学に進学し、全日本インカレ5000mで3位入賞。卒業後、陸上競技部第1期生として中国電力に進むも、故障に悩み、5年目で競技生活から引退。95年、同社でサラリーマンとして再スタートし、電気の検針や料金の集金などの業務につく。その後、営業マンとして新商品を全社で最も売り上げ、ビジネスマンとしての能力を開花。陸上と無縁の生活を送っていたが、長年低迷していた青山学院大学陸上競技部の監督への就任話が舞い込む。選手として箱根駅伝出場などの華々しい成績や指導経験がなかったものの、2004年に3年契約で監督に就任。しかし、契約3年目での箱根出場を逃し監督辞任のピンチを迎えたが、ビジネスで培ったプレゼン力で猶予を得て、09年に33年ぶりの箱根駅伝出場を果たす。15年、青学史上初となる箱根駅伝総合優勝に輝く。16年、箱根駅伝2連覇、および、39年ぶりに、1区から10区まで一度も首位を譲らない完全優勝という快挙を達成。そして17年、箱根駅伝3連覇。大学3大駅伝である出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の優勝により、大学駅伝3冠という快挙も同時に成し遂げる。3連覇3冠の同時達成は史上初。18年、箱根駅伝4連覇。19年の箱根駅伝は、出雲駅伝と全日本大学駅伝で優勝し、箱根駅伝5連覇と史上初の2回目の3冠を目指すが、惜しくも総合2位(復路優勝)。2020年の箱根駅伝で総合優勝を果たし、再び頂点に返り咲く。

箱根駅伝で5度の総合優勝を果たした青山学院大学。33年間も不出場だったチームを常勝校に導いたのが原晋監督だ。現在は、チームの指導をしながら、同校の教授として「リーダーシップ論」を学生たちに教えている。

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