日本看護協会の福井トシ子会長は、12月22日の記者会見でそう述べ、新型コロナウイルスへの対応について、改めて危機感をあらわにした。一方、コロナに関す[/MARKOVE]
「使命感だけではすでに限界に近づいているーー」
「使命感だけではすでに限界に近づいているーー」
そんな中、22日、日本看護協会は会見を開き、看護職員の離職が病院全体で15.4%に上ったと発表。福井トシ子会長は「様々な理由で離職する看護職員を責めるわけにはいかない」と語り、「看護職員は心身の疲労もピークを迎えています。使命感だけではすでに限界に近づいているといっても過言ではない」と訴えた。
60代「賛同できるところもあるし、仕方ないんじゃないかと思うところもある。都だけ何か言っても、政府が何もしなかったら結局できないんじゃないか」20代「(新規感染者が)逆に減る方がびっくり。この状況を見ていると、そうだよなみたいな感じ」また、新たなこともわかった。22日、埼玉・和光市で明らかになったのは、新型コロナウイルスとインフルエンザへの同時感染。県によると、和光市議会の吉田武司議長が17日に発熱し検査したところ、インフルエンザ感染が判明。この時、念のため、PCR検査も行ったところ、18日にコロナ陽性が確認された。県の感染症対策課は、1つのウイルスに感染していると、別のウイルスには感染しにくいとしている。一方、コロナウイルスの変異種が確認されているイギリスでは、新たな兆候が判明した。9月に初めて確認された、この変異種。ロンドンでは12月9日の時点で、感染者全体の62%にまで広がっている。また、イギリス政府の諮問機関のメンバー、ニール・ファーガソン教授は、変異種について、「子どもの方が感染しやすいという兆候がデータから読みとれる」と現地メディアに回答。そのうえで、因果関係は確認されておらず、今後、詳細なデータを調べる必要があるとしている。日を追うごとに悪化する状況について、東京都医師会の尾崎会長は、午後4時すぎからの会見で、あらためて警鐘を鳴らした。東京都医師会・尾崎治夫会長「『真剣勝負の3週間』と言わせていただきます。社会はつながっているんです、若い方、高齢者、つながっているんです。そこをもう一度考えていただきたいと思っています」また、日本看護協会が訴えたのは、看護職員をめぐる厳しい現状。「使命感だけでは、もはや限界」と強く訴えた。日本看護協会・福井トシ子会長「これまでで最大の波が来ている現在、看護職員は、心身の疲労もピークを迎えています。使命感だけでは、すでに限界に近づいている」22日に発表された調査結果によると、2020年9月の時点で、34.2%の病院が看護職員の不足感があったと回答。中でも、感染症指定医療機関などでは、45.5%と半数近くにのぼった。また、新型コロナウイルス対応を理由とした離職率は、全体の15.4%。特にコロナ患者を受け入れている医療機関では21.3%と、4人に1人以上が職を離れたことがわかった。東京・立川市にある、うちだ内科医院。年末年始は休む予定だったが、診療を続けることを決めた。それにともない、大みそかに出勤することになった看護師は...うちだ内科医院 看護師・石川さん「(大みそかに出勤を決めた理由は?)やはり感染者数も増えていますので、その手助けができればいいなと。一般外来で来て、感染の兆候があるっていう方もいたり、そこで隔離っていうこともあったりします。(恐怖感は?)多少あります」
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