日本の弱点…未来のバスケ界を担う「ビッグマン」は育っているのか〈dot.〉(AERA dot.)

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日本の弱点…未来のバスケ界を担う「ビッグマン」は育っているのか〈dot.〉(AERA dot.)
[MARKOVE] 他の競技と同じくコロナ禍の中で10月にシーズンがスタートしたBリーグ。

 開幕後に新型コロナウイルスに感染した選手が出るなど苦しい環境での試合開催となっているが、ここまで各チームが15ゲームを消化[/MARKOVE]

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日本の弱点未来のバスケ界を担う ビッグマン は育っているのかdot

新天地でさっそくの先発スタートとなったが、これは強く意識しているものだ。「今シーズンはスタートで出ることを目指しています。インサイドは外国籍2人の先発が当たり前となっていて、日本人では唯一アルバルク東京の竹内(譲次)選手がスタートで出ています。そういうビッグマンに僕もなりたい。だから今回、スタートになってモチベーションは上がりました」

彼がパヴィチェヴィッチヘッドコーチから求められるのは、ディフェンスでは相手のスクリーンプレーに対して、スクリーナーを守ることの多い彼らビッグマンが、ガード、もしくはフォワードとの2対2だけで、そのディフェンスを完結させること。つまりほかの3人のヘルプディフェンスをなるべく使わず、ローテーションを起こさないことで、相手のチャンスを作らせないようにしようというわけだ。

東アジア選手権からFIBAアジアカップに進めるのは6チーム中5チーム。これまでの戦績を考えれば、日本がそれに出場できない1チームになることは、ほぼ考えられない。そんな大会でも、日本のバスケット界隆盛のため、今後の大会への弾みをつけるため、そして自分自身のレベルアップのために、永吉は全力で臨もうと考えている。

「日本人ビッグマンだからと侮られたくはない」

ここから、日本バスケ界の苦難の歴史が始まります。全てを書くとなるとかなり長くなってしまうので、ざっくりと箇条書きさせて頂きます。

2016年9月22日。バスケットボール男子の国内最高峰プロリーグ「Bリーグ」がいよいよ開幕する。bjリーグNBLが統合。この11年、叶わなかった統一を実現した川淵三郎氏にこれからの日本バスケットボール界の課題や展望、また日本のスポーツ界の未来を語ってもらった。

もともと、日本にはプロバスケットボールリーグはなく、企業がチームを持つという実業団という形式で活動していました。日本バスケ界の混乱は、約20年前、Jリーグが産声をあげた頃に遡ります。NBA人気やスラムダンクのアニメ化により、日本でもバスケが大ブーム。(当時、筆者が通っていた高校では、入部希望者が約80名、まさに異常事態でした。)タイミングは偶然だったかもしれませんが、ちょうどこの頃、日本バスケ界にもプロリーグ構想が生まれました。

日本のバスケットボール界をさらに盛り上げるべく、未来あるジュニア期のBIGMAN達に定期的にクリニックを開催しています。

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JBL設立: 元々実業団リーグが、スラムダンクやNBAの人気に後押しされてプロリーグ化を検討。バスケットボール日本リーグ機構(JBL)が設立される。

JOC管轄下: 2006年世界選手権が日本で行われるものの、13億円もの大赤字を出す大失敗。その後のJBLの対応のまずさを巡って、JOC(オリンピック委員会)が仲裁、管轄下に置かれる。

さて今回は、日本バスケ界を立て直した我らがリーダー川淵三郎チェアマンを探っていきたいと思います。

永吉は、自身の考える東アジア選手権の位置づけを3つ挙げてくれた。1つはBリーグ誕生で盛り上がりを見せる日本のバスケット界を、東アジア選手権で活躍することでさらに盛り上げようとすること。2つ目は東アジア選手権が今後の大会、つまり8月にレバノン・ベイルートでおこなわれる「FIBA アジアカップ2017」や、11月からスタートする「FIBAワールドカップ1次予選」にもつながる大切な大会として、勝ちにこだわらなければならないこと。そして3つ目は個人的な思いが詰まったものでもあった。

FIBAの国際大会にもコーチとして参加した経験があり、海外でのビッグマンの指導経験も豊富。

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