相鉄バス2回目の自動運転実証実験 「乗り心地は?」「安全?」実際に乗ってみた!〈dot.〉(AERA dot.)

AERA dot.
相鉄バス2回目の自動運転実証実験 「乗り心地は?」「安全?」実際に乗ってみた!〈dot.〉(AERA dot.)
[MARKOVE] 近年、自動車業界は自動運転の実用化に向けた開発が進められている。実用化されれば、ドライバーの負担が低減され、事故が大幅に減少することが期待されている。[/MARKOVE]
[紹介元] AERA dot. – Yahoo!ニュース 相鉄バス2回目の自動運転実証実験 「乗り心地は?」「安全?」実際に乗ってみた!〈dot.〉(AERA dot.)

相鉄バス2回目の自動運転実証実験 乗り心地は 安全

相鉄バス(菅谷雅夫社長、横浜市西区)と群馬大学、日本モビリティは10月5日(月)、遠隔監視・操作による大型バスの自動運転実証実験を行った。7月に行った実証実験の成功を受けて実施する今回は日本で初となる、乗客を乗せて、運転席を無人とした自動運転の営業運行を実施した。

公共道路と同じ環境で走行する自動運転バス 相鉄バス(菅谷雅夫社長、横浜市西区)と群馬大学、日本モビリティは10月5日(月)、遠隔監視・操作による大型バスの自動運転実証実験を行った。7月に行った実証実験の成功を受けて実施する今回は日本で初となる、乗客を乗せて、運転席を無人とした自動運転の営業運行を実施した。

「相鉄沿線にこれからも路線バスによる公共交通のネットワークを維持し、充実させていくために、この実証実験を成功させて大きな1歩としていきたいと思います。今回の実証実験は横浜市の経済局さまが音頭をとって始められました、われわれ地元企業を応援していただく“I・TOP横浜 路線バス自動運転プロジェクト”の一環として実証させていただくものであります」と語った。

初日の9月14日には、よこはま動物園ズーラシアで実証実験の出発式を実施。最初に相鉄バス 取締役社長 菅谷雅夫氏があいさつを行なった。

近年、自動車業界は自動運転の実用化に向けた開発が進められている。実用化されれば、ドライバーの負担が低減され、事故が大幅に減少することが期待されている。【写真】自動運転緊急時に備え乗務員がやっていることは? 一方、バス業界も自動運転の実用化に向け、開発が進められている。神奈川県を拠点にする相模鉄道系列の相鉄バスは、将来の運転士不足を懸念し、2019年から自動運転の実用化に取り組んでいる。この度、2回目の実証実験が行われ、発展途上ながら、その成果を味わってみた。***■開発2年目で画期的なシステムを開発 相鉄バスと群馬大学は2019年4月26日、大型バスの自動運転に関する共同研究契約を締結したことを発表し、レベル4(高度運転の自動化)に向けた研究、開発を進めることになった。 自動運転に使われる車両は、相鉄バスが日野自動車のブルーリボンを1台購入後、全方位カメラ、レーザーセンサー、遠隔監視カメラ、GNSS受信機などを搭載する改造を行う。 群馬大学の准教授で、研究・産業連携推進機構次世代モビリティ社会実装研究センターの副センター長を兼務する小木津武樹氏に、鉄道のATO(Automatic Train Operation:自動列車運転装置)運転の技術を採り入れているか伺ってみた。「鉄道の考え方は、私も意識して運用しています。自動運転のバスは大量に輸送する輸送手段というところで、運転士が乗務する通常の路線バスよりも安全、安心、確実性を求められています。今後も飛行機や鉄道など、周辺のモビリティーの技術にも幅広く目を向けて、自動運転の運用をより安定していきたいと考えています」 このように、現在のシステムにATOのシステムは採り入れていないものの、鉄道で実用化されている技術には注目しているようである。 開発は思いのほか早く、レベル2(部分運転自動化)まで進み、2019年秋によこはま動物園~里山ガーデン(約900メートル)で、営業運行による実証実験が行われ、16日間で4907人が乗車した。

自動運転中は、車内保安要員が安全確認を補助する場面も 車両には、遠隔で監視・操作する運転士が車内と同様の環境を得られるように、カメラやマイク、スピーカーを装備。車両に取り付けられた遠隔監視用のカメラの映像表示やマイクでの集音、スピーカーによる車内外への呼び掛けができる。ハンドル型コントローラも備え、遠隔地から緊急時の操作などが可能だ。

相鉄バスの菅谷雅夫社長 相鉄バスの菅谷社長は「高齢化社会になるほどバス需要が高まってくる。ずっと走らせるためにも技術開発が必要」と強調。一方でバス運転士の高齢化問題にも触れ、運転の安全管理を自動運転技術と分担することで、将来的に運転要員の確保にもつながるとの見解を示した。

「自動運転をするためには、クルマが自立して安全に走る、こういった技術が大切なのはもちろんですが、いわゆる道路交通法をはじめとする諸法規を改正していただくこと、それから自動運転の車両が安全に走れるように道路を改修していただくこと。こういった社会的基盤をソフトの面、ハードの面で整えていくことが大事です」。

相鉄バスと群馬大学、日本モビリティは、「秋の里山ガーデンフェスタ」の開催期間中である10月5日と14日に遠隔監視・操作による自動運転の実証実験を行うと発表した。

日本初となる運転席無人の大型バス自動運転の営業運行は、相鉄バス旭営業所内に「遠隔監視・操作システム」を設置し、走行と停止を行う。保安者が車両に乗車し、異常があれば、緊急停止スイッチを操作することで安全性を向上。自動運転の社会実装に向け、より多くの人に自動運転バスの体験機会を提供する。

相鉄バスと群馬大学は9月14日、大型路線バスを使用した自動運転の第1回実証実験を神奈川県横浜市で実施した。

「その他には、みなとみらい21地区でAIを使った事業で、観光に来ている皆さまがそれぞれのスポットで乗り合いタクシーを呼んで、そこにAIを使って最短距離でお迎えに行くという実証実験をちょうど1年前にやっておりました。横浜のいいところは市民の皆さまが解放的な雰囲気で好奇心も強く、いろんな環境でいろんなチャレンジができるというところで、われわれも積極的にこういった新しい取り組みを後押ししていきたいと思っております」。

相鉄バスの菅谷社長は「高齢化社会になるほどバス需要が高まってくる。ずっと走らせるためにも技術開発が必要」と強調。一方でバス運転士の高齢化問題にも触れ、運転の安全管理を自動運転技術と分担することで、将来的に運転要員の確保にもつながるとの見解を示した。

10月14日まで行なわれている実証実験では、横浜市内にある「よこはま動物園ズーラシア」から約900m離れた「里山ガーデンフェスタ 2019 秋」の会場を往復運行。この実証実験を皮切りに、横浜市内で相鉄バスが運行する路線内でも自動運転の早期実現に取り組み、自動運転「レベル4」による営業運転を目指していく。

コメント

タイトルとURLをコピーしました