意外と知らない 猫の飼い主さんが やりがちなNGお世話
聴覚が優れているため、猫は大きい音で近づくものに対して恐怖を感じます。猫のような歩き方で、そっと少しずつ近づきましょう。まっすぐ向かって行くと猫は身構えるので、視線を外し、円を描くように迂回しつつ距離を縮めましょう。
診察室に入ったら、獣医師の指示があるまではキャリーバッグから猫を出さないでください。診察の前には問診があり、獣医師は飼い主さんの話を聞きながら、横目で猫の様子を観察しているのです。「先生にご挨拶しましょう」と獣医師のほうに無理に顔を向けさせるのも、猫にとっては怖いことなのでやめましょう。
動物は見下ろされると攻撃と感じます。大きな人間に見下ろされたら、小さな体の猫は怖がります。動物写真家の岩合光昭さんは、腹這いでそっと近づいて猫の写真を撮るそうです。威圧感を感じさせないように、なるべく低い姿勢で猫に近づきましょう。
猫はじっと見る、追いかける、無理にかまう、大声…などの行動は苦手で、一度されると警戒するようになります。特に、子猫の時に怖い思いをすると、大きくなっても人に懐かなくなるので注意が必要です。猫と仲良くなるためには、次のような行為はしないよう心がけましょう。
愛猫のためを想ってしていることでも、なかには、かえって愛猫の健康を損ねたり、飼い主さんとの関係に影響を及ぼしたりしている場合が。やりがちなお世話に潜むリスクと、長寿につながる正しいお世話の方法を獣医師の小林先生にうかがいました。
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お散歩がある犬とは違って猫の飼い主さんにはなかなか外で会う機会がありません。
猫はおいしいごはんをくれる人、おやつをくれる人の顔をすぐに覚えます。ごはんやおやつが欲しくて寄ってくるのも、猫の性格上、なついている段階といえるでしょう。健康のために量や内容には配慮しつつ、好きなごはんやおやつをあげてご機嫌をとってみましょう。
猫の飼育環境への配慮を怠らない事や猫の体調の変化に気づけるよう、家にいる時に様子をしっかり見ておく事で、事故が起こる可能性を下げる事ができます。
退屈しないように、お気に入りのおもちゃなどを置いておいてあげましょう。またいたずらされて困るものは、猫の目につくところに置かず、戸棚にしまうなどして避難させておくことも重要です。
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そのうちに猫の方から寄って来ても、大げさに喜んだり、すぐに撫でたり、抱っこすることはやめましょう。猫が警戒心を解くまでは、かわいがることを控えつつ猫から触れること、においを嗅ぐことを許して、猫に身を委ねましょう。
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そこで、自宅で使っているお気に入りのマットを診察台の上に敷いたり、好きなオモチャで遊んだり、おやつを食べさせたりすることで、診察台の印象をよくすることができます。ふわふわしたかつお節は、鼻でフガフガ息をしていると香りが立つので、使いやすいアイテムの一つ。猫のお気に入りのものをぜひ自宅から持ってきてください。比較的おとなしく診察できる猫の場合もそのままにしないことが重要です。何かのきっかけで苦手になってしまうこともあるのですから、今の状況が継続できるように、同様に好きなものを与えるなどして、さらにリラックスできる状況を心がけてください。
猫の大きさ・トイレの大きさ・排泄の回数・猫のキレイ好き度、などによっても必要なトイレの数は変わってくると思いますが、家中をトイレだらけにする必要が無いという点はご安心いただければと思います。
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